頭皮マッサージやヘッドスパの重要性について度々ふれてきましたが、今回は1日たったの4分！各部位30秒の簡単マッサージをご紹介します。
自宅で毎日テレビを見ながらでもできますので頭皮マッサージを是非習慣にしてください。
3ヶ月毎日続けると、きっと髪や頭皮に嬉しい変化を感じられると思います。

①耳のマッサージ（30秒間）

まずは耳周りからマッサージ。
両手の人差し指・中指・薬指、この3本の腹を使い、耳裏から顔回りにかけて耳の周りを押しあげるようにほぐしていきます。
時計回り・反時計回りに押し回すようにほぐす、耳自体を引っ張りながら回すなどしっかりほぐしましょう。
一見コリとは関係なさそうな耳ですが、耳周りにはリンパ節やツボが集まる場所。
耳をほぐすことでフェイスライン引き上げなども期待でき、うれしい効果がたくさん得られます。
筋肉や皮膚は繋がっているので、まずはここからほぐしていきましょう。

②顔回りのマッサージ（30秒間）

続いて顔回りも3本指のまま、指の腹を使ってやさしくほぐしていきます。
爪で引っかいたり擦ったり引っ張ってしまうと、お肌を傷つけシミやシワを増やすなど新たなトラブルを引き起こすことも。
皮膚を動かすイメージで円を描くように首と顔の境目・生え際など、顔周りは硬くなりやすいのでしっかり行うと良いでしょう

③こめかみのマッサージ（30秒間）

両手の指をそろえた状態で指先だけを曲げ、第一関節と第二関節の間の平らな部分を使ってこめかみ周辺を耳のマッサージ同様、時計回り・反時計回りに押し回すようにほぐします。
力が入りやすいですが、強すぎてもお肌を傷つけるだけで効果は変わらないため、痛くなく心地よい程度の力にとどめましょう。

④首のマッサージ（30秒間）

また両手の人差し指・中指・薬指、この3本の腹を使い、首筋も30秒行います。
気持ちいい力加減で首筋をしっかり押しながら襟足まで引き上げることを意識しましょう。
くるくる回しながらほぐすなど、バリエーションを付けながら基本は下から上にマッサージを行うと良いでしょう。

頭は成人の方でだいたい5～6キロほどあり、その重さを首や背中だけで支えているので実感はなくとも首もすごく凝っているはずなのです。
肩や背中の上部にかけてつながっている筋肉を緩め、肩甲骨周りの血行も改善するなどの効果が期待できます。

⑤側頭部のマッサージ（30秒間）

両手の五指を広げて手櫛を通して両手のひらを側頭部へあてがい、髪の中から頭皮を包んで圧迫し何度も上にグッと引き上げます。
耳の上あたりから引き上げながら、この部位も時計回り・反時計回りに回すようにほぐすと良いでしょう。
基本は、上から押さえるのではなく、手のひらで下から上に引き上げるように頭皮を動かします。
指先よりも手のひらの方が伝わりやすいですから、手のひらでグッと押し上げる感覚を大事にしてください。

⑥ハチのマッサージ（30秒間）

側頭部のマッサージからそのまま両手を少し上部にずらし、ハチ部分を側頭部と同じように手のひらを使いマッサージします。
頭頂部と側頭部の間にある最も出ている部分をハチと呼び、こちらも両手のひらで引き上げ回すようにほぐしましょう。
頭の形が丸いと血の循環も良いのですが、ハチ部分は日本人の頭の特徴で、血液の循環が悪くなりやすい箇所です。
しっかり引き上げながら円を描くように回すなど、頭皮が動くような感覚があるまでしっかりと動かすことがポイントです。

⑦頭頂部のマッサージ（30秒間）

ハチのさらに上へ手をずらし、頭頂部を両親指の付け根にある膨らんだ部分で挟みながら寄せて引きあげ頭頂部にシワをつくる感覚で何度も両側から押し上げて動かしてあげましょう。
頭皮が柔らかい人ほど血行が良く、細胞自体が活性化され発毛も促進されます。
毛髪も太くなる傾向にあるので、毎日しっかり続けて動かしてあげましょう。

⑧後頭部のマッサージ（30秒間）

最後に後頭部を30秒
両手の五指を広げて手櫛を通して両手のひらを後頭部へあてがい、髪の中から頭皮を包んで引き上げながら、この部位も時計回り・反時計回りに回すようにほぐすと良いでしょう。

まとめ

どこの部位も加齢とともに重力で下がり、たるみが出てくるので、下から上引き上げるようにマッサージを行いましょう。
各部位30秒というお手軽なセルフマッサージですが、1日これだけで十分健康な頭皮が手に入ります。
毎日行うことで頭皮の柔軟性が出てきますし、何ヶ月も続けていくことが、髪質・頭皮・肌質の根本的な改善に繋がっていきます。
肌は、28日周期のターンオーバー(細胞が一定の周期で入れ替わること)で生まれ変わっています。つまり、最低1ヶ月は続けないと効果を感じることはできないと思います。しかし、続けていけばいずれは髪のコシやボリュームが変わってくるケースが多いです。
時間のない方でもテレビ見ながら・隙間時間に毎日続けることをおすすめします。
是非とも習慣にしてみてください。