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1回の治療で発毛&白髪改善!iPS細胞培養上清液治療がすごい_60代男性のAGA症例紹介【再生医療】

1回の治療で発毛&白髪改善!iPS細胞培養上清液治療がすごい_60代男性のAGA症例紹介【再生医療】

目次

    「長年、薄毛の薬を飲んでいるけれど、最近効果が頭打ちになってきた……」
    「薄毛も気になるけれど、白髪もどうにかしたい」 
    そんなお悩みを抱えている方に、ぜひ知っていただきたい症例があります。

    今回は、最新の再生医療「iPS細胞培養上清液」による注入治療をたった1回行っただけで、発毛だけでなく白髪まで黒く変化し始めた60代男性の驚きの経過をご紹介します。
    本来、薄毛治療を目的として来院された患者様ですが、iPS細胞の力を借りることで、髪を増やすだけでなく、髪の若返り(白髪の黒色化)という嬉しい変化が見られました。
    なぜ10年以上治療を続け、効果が停滞し悩んでいた方が、iPS細胞を利用した治療により劇的な効果を得られたのか?その理由を詳しく解説します。

    60代男性iPS細胞治療の症例紹介

     
    この方は、約10年前からフィナステリドやミノキシジルといった標準的な内服治療と、他院での注入治療を併用されていました。
    8年間ほど他院に通院後、2年前にご来院され、「ここ数年は改善が伸び悩んでいる」とのご相談を受けました。

    初診時の写真

     
    初診時の状態では、全体的な薄毛に加えて、特に前頭部の透け感が目立っていました。
    薄毛の目立つ箇所というのは、特にAGAの進行度合いが高く、症状が進んでしまった可能性があります。

    初診時の時点でも、内服薬を毎日8年服用する内服治療に加え、他院での注入治療も受けている状態でした。
    通常、治療の効果が上がらなかったり伸び悩んだりする原因としては、「薬を飲み忘れてしまう」ことや、「頭皮状態が悪く発毛を邪魔している」ことがよくあります。
    しかし、この患者様は毎日欠かさずお薬を飲まれていましたし、頭皮状態にも非常に気を遣われていました。

    このことから、薬を欠かさず飲んでいても効果が停滞する原因は、頭皮状態がAGAの効果を出しにくい状態になっているか、治療を開始した当初よりも、薬だけでは太刀打ちできないほどAGAの病気の勢いが強くなったためだと判断しました。

    ▼AGA治療における飲み薬の重要性について解説しています
     

    治療内容

    当院では、2種の内服薬は継続した上で、まず髪の生える土台となる頭皮環境を整え発毛を促すべく、ご自身の血液から作るPRP治療(自己血小板)と、徹底した頭皮ケア(メディカルヘッドスパ・ホームケア)を並行していただくご提案し、治療とケアをスタートすることになりました。

    内服薬:フィナステリド 抜け毛を抑える薬の服用を継続
    内服薬:ミノキシジル 発毛を促進する薬の服用を継続
    頭皮への注射:PRP療法 月に1回、PRP治療で頭皮改善と発毛に必要な栄養を届けます
    メディカルヘッドスパ 定期的にご自身では難しい毛穴の汚れを除去し、血流も改善
    ホームケア 頭皮環境を整えないと治療効果が半減してしまうため、
    頭皮美容液による保湿ケアを毎日継続していただきました。

    ▼PRP治療について解説しています
     

    PRP療法開始~2年後の治療の結果

     
    2年間のPRP治療と定期的なメディカルヘッドスパ、徹底したホームケアにより、頭皮の色調は改善し、髪の密度も大きく回復しました。


    ただ、ご本人が最も気にされていた右の生え際部分に関しては、やはり進行度が一番高かったため改善はしていますが、効果が出たとしっかり感じられるのは、いちばん最後になってしまいます。
    この部分の「透け感」をさらに改善したいという強いご希望があり、満を持して最新の「iPS細胞培養上清液」の注入治療へ切り替えました。

    iPS細胞培養上清液の治療経過  (AGA)


    iPS細胞の注射を1回行い、わずか1ヶ月が経過した時点での変化は、専門医の私から見ても目を見張るものでした。
    特筆すべきは、ご本人が長年最も気にされていた「右側の生え際の透け感」です。
    一番症状が進行していた部位でしたが、たった1回の施術で明らかに密度が改善し始めました。
    これは、この2年間、患者様が根気強く続けてこられたPRP治療、ヘッドスパ、ホームケアによって頭皮の土台が最高の状態に整えられていたからこそ、iPS細胞という刺激が「呼び水」となり、短期間で爆発的な変化に繋がったのだという印象です。

    iPS細胞培養上清液の治療経過  (白髪)

     
    更にこの方は、外見上のお写真もそうですが、マイクロスコープで診察した頭皮自体にも劇的な変化があり、iPS細胞治療により、髪そのものが若々しさを取り戻し始めていることが確認できました。


    1. 「黒点」の同時多発と頭皮の劇的変化
     
    マイクロスコープで頭皮を拡大すると、黒点と呼ばれる小さな黒い粒のようなものが無数に見られました。
    これは、「髪の毛の赤ちゃん」のようなもので、新しい髪が生まれているサインです。
    これほど多くの黒点が同時多発的に出現することは非常に珍しく、iPS細胞が整った頭皮環境に強力に働きかけた証拠と言えます。


    さらに注目すべきは、土台の頭皮そのものの質感が「ふかふか」と柔らかく変化し、肌の色も非常に良くなっている点です。
    豊かな畑のような最高のコンディションへと進化した土台からは、黒点がさらに成長し、元気な髪の毛が次々と生え始める様も見て取れます。


    2. 白髪が根元から黒く変化(毛根の活性化)
     もう一つの驚くべき変化は、「すでに生えていた白髪の根元部分が、黒く変わって伸びてきた」ことです。
    マイクロスコープで観察すると、毛先の方は白髪のままなのですが、今回のiPS注射後に新たに生えてきた根元の数ミリだけが、鮮やかな黒色に変化していました。
    これは、iPS細胞に含まれる成長因子が、休止していた色素細胞(メラノサイト)を強力に叩き起こし、注入治療直後からメラニン色素の供給が再開されたことを意味します。


     特に、写真のような一つの毛穴から黒髪と白髪が混在して生えているようなケースでは、メラノサイトがまだ生きているため、こうした劇的な復活が起こりやすいのです。
    毛穴から出る2~3本のうち、1本が黒く、他が白髪になっている毛穴などは、この治療で特に白髪が改善しやすい傾向にありますので、白髪治療としても強くお勧めします。

    ▼黒髪に戻る白髪と戻らない白髪の違いを毛髪専門医が解説
     

    まとめ

    今回は、再生医療の可能性を改めて実感させてくれる素晴らしい症例をご紹介しました。
    これまでの2年間にわたる患者様の地道な努力が土台となり、そこにiPS細胞という最新の刺激が加わったことで、たった1回のiPS治療でも生え際の密度が改善し始めただけでなく、頭皮状態や毛根、メラノサイトが若返り、白髪の劇的な改善がみられるなど、髪そのものが若々しさを取り戻し始めました。
    治療を開始してまだ1か月でこの結果なので、これから継続して治療が進んだ時の変化が楽しみです。

    iPS細胞培養上清液は、発毛のスイッチを入れるだけでなく、白髪の改善という副産物まで届けてくれる可能性を秘めていることがわかった今、「もう年だから」「薬を飲んでも変わらないから」と治療を諦める必要はありません。

    記事監修者

    勇 亜衣子
    一般社団法人Next Beauty Labo 代表理事
    Dr.TOUHI CLINIC 総括院長

    勇 亜衣子

    いさみ あいこ
    【経歴】

    東京大学卒業 長岡赤十字病院 初期研修修了
    脳神経内科を専門としながら、AGA診療に携わったことをきっかけに頭皮や髪のケアの重要性に気付く。2023年、すべての頭皮や髪の悩みに寄り添うクリニック「Dr.TOUHI CLINIC」「Dr.TOUHI SALON」開院

    Dr.TOUHI
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    頭皮のベテラン経験則を持つ元美容師と、東大卒の医師が皆さんの髪の悩みを解決します。