くせ毛でお悩みの方
くせ毛は、うねりやボリュームが出るため髪をセットする際に困っている方が多いのではないでしょうか。また縮毛矯正やストレートパーマをして髪をストレートにする方も多くいますが、これらは根本的な解決にはなっていません。わたしたちは、くせ毛を医師の視点から解析し、くせ毛の原因や改善方法について詳しくご紹介していきます。
1.くせ毛の原因
【原因①先天的に毛根の形が違う】
人は先天的に毛根の形が違うので、生えてくる髪も必然的にくせ毛になったり直毛になったりします。下記写真のように、くせ毛(左)は毛根から曲がっており、直毛(右)は毛根もまっすぐになっていることがわかります。また、くせ毛と直毛の混合(真ん中)した人もいます。
【原因②加齢などに伴う後天的な変化】
加齢によって、髪質が変化する人は少なくありません。下記データは、各年代ごとの日本人女性230名のなかから代表的な例を提示しています。A→B→Cと年齢が高くなるにつれて、うねりのある毛になる割合は高くなる傾向にあります。
2.直毛とくせ毛の違い
先天的に毛根の形の違いや加齢などに伴う後天的な髪の変化は、どちらも毛髪の形状や毛髪を構成するコルテックス細胞のバランスが乱れていることが共通の原因です。
下記図は羊毛の直毛とくせ毛の断面図になります。直毛は断面図が円形で、くせ毛は楕円形になっていることがわかります。また、2種類のコルテックス細胞(緑と赤)が、直毛だと同心円状、くせ毛だと偏ってるという違いがあります。
3.くせ毛は治療できるのか?
【先天的に毛根の形が違う場合】
先天性のくせ毛は治療が難しいといわれてきましたが、くせ毛の研究で下記のことが分かってきており治療のターゲットになりえます。
円形脱毛症の治療後に、脱毛部位の髪質がくせ毛からストレートに変化した症例があることが研究により明らかとなりました。(下記図)原因は毛根の幹細胞の分化過程の変化やサイトカインやホルモンの影響などの可能性が考えられています。
またマウス実験のレベルでは、成長因子や転写因子の機能不全や遺伝子変異がくせ毛の原因となる可能性が示唆されています。幹細胞培養上清液やPRP治療により幹細胞由来の有効成分を投与することで、くせ毛の改善が得られる可能性があることが実証されました。
Millar SE. J Invest Dermatol 2002;118:216-225
【加齢などに伴う後天的な変化の場合】
加齢の他、生活習慣やストレス、睡眠不足、カラーやパーマなどによるダメージなども影響していることから、根本的な部分の改善が治療に繋がります。
頭皮の血行不良やたるみによって毛根が変形してしまい、クセやうねりの原因になっていると考えられています。
具体的な対策として…
その他の悩み
治療症例
頭皮や毛髪の状態を数値化したデータで管理し、来院毎に計測を行うことで、より改善すべき点を明確にしていきます。
年齢:19歳 / 悩み:薄毛 / 治療期間:1年
治療前
治療後
副作用の可能性:多毛症、むくみ、動悸、めまい、性欲減退、肝機能障害など
【頭皮症例写真】
治療前
治療後
【頭皮診断データ】
年齢:21歳 / 悩み:薄毛 / 治療期間:1年
治療前
治療後
副作用の可能性:むくみ、動悸、頻脈、リビドー減退、肝機能障害など
【頭皮症例写真】
治療前
治療後
【頭皮診断データ】
年齢:28歳 / 悩み:薄毛 / 治療期間:1年
治療前
治療後
副作用の可能性:多毛症、むくみ、動悸、めまい、性欲減退、肝機能障害など
【頭皮症例写真】
治療前
治療後
【頭皮診断データ】
年齢:41歳 / 悩み:薄毛 / 治療期間:1年
治療前
治療後
副作用の可能性:むくみ、動悸、頻脈、リビドー減退、肝機能障害など
【頭皮症例写真】
治療前
治療後
【頭皮診断データ】
年齢:51歳 / 悩み:薄毛 / 治療期間:1年
治療前
治療後
副作用の可能性:むくみ、動悸、頻脈、リビドー減退、肝機能障害など
【頭皮症例写真】
治療前
治療後
【頭皮診断データ】
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