シャンプーのしすぎはよくないと度々お話をしておりましたが、今回はシャンプーなし、湯洗いのみで過ごしたらどうなるのか？
「1週間湯洗い生活」にチャレンジ！美容師AGA社長の西川と、東大卒のアイコ先生が身をもって検証します。

湯洗いのみで１週間過ごしたら頭皮がどうなるか検証条件

チャレンジの前にヘッドスパを行い、頭皮の状態をリセットしてから一週間スタート！

【検証条件】
・ヘッドスパ後、一週間湯洗いのみ（トリートメントもなし）
・すすぎ時間は5～10分しっかり流す
・1週間の間、毎日「頭頂部と生え際」をマイクロスコープで観察

このチャレンジは真夏に行ったためシャンプーを使いたい衝動に駆られて大変でした。
頭皮の状態が1週間の間にどのように変化したのか必見です！

【西川検証】1週間過ごした結果

【1日目】 
ヘッドスパ直後の綺麗な頭皮の写真です。
ここからどのように変化していくか一緒にご確認ください。

【2日目】 
赤みがでていて、脂が出ており、皮脂が付いています。

【3日目】
頭頂部は、毛穴も開いており綺麗な状態に見えます。皮脂も2日目より皮脂少なくなっています。
顔周りは、少し皮脂が出ているように見えます。

【4日目】
頭頂部は、地肌が青白いです。かなり濯ぎを行いました。
顔周りは、2～3日目に見られた皮脂が乾燥してきているようです。

【5日目】
顔周りは、2～3日目に見られた皮脂が乾燥してきているようです。

【6日目】
6日目でもトラブルなくきれいな肌を保てています。

【7日目】
最終日にシャンプーした後の写真です。
6日目と7日目の写真を比較すると、6日目は若干皮脂を感じるものの、水分と油のバランスが良いように見えるのに対し、
シャンプー後の7日目のほうが乾燥し、カサついた印象をうけます。

西川まとめ/感想

真夏であったこともあり、しっかりと時間をかけてすすぎを行いました。
結果としては、短髪で湯洗いしやすいことと、シャンプーやトリートメントの洗い残しがなかったため、
皮脂の過剰分泌や肌トラブルもなく、なかなか綺麗な状態が保てました。

ただ、痒みやベタつく感じはないものの、3～4日目くらいからシャンプーを使いたいと感じ始めました。
実際に湯洗いのみで過ごしてみると、意外と髪の毛のセットもまとまりやすくなっており、
普段のシャンプーが頭皮の乾燥を引き起こしていると実感しました。

【アイコ先生検証】1週間過ごした結果

【1日目】
ヘッドスパ直後の綺麗な頭皮の写真です。

【2日目・3日目】
毛穴周りに少し角質が出ている印象ですが、脂っぽくなく、頭皮の色は青白くてとても綺麗です。

【7日目】
シャンプー後の写真をみても大きなトラブルもなく、良い状態を保てていると思いますが、髪にパサつきと頭皮に痒みがでてしまいました。

アイコ先生 まとめ/感想

マイクロスコープの写真を見ると大きなトラブルもなく、良い状態を保てていると思います。
しかし、本人の実感としては、毎日シャンプーしていたところから湯洗いだけに突然切り替えたので、どうしても洗いきれていない感じが強く、シャンプーを使用したい気持ちがありました。
また、湯洗いのみだと汚れが取りきれず、頭皮や髪の毛が脂っぽくなると想像していましたが、イメージと異なり髪の毛がパサパサでまとまりづらい髪になり、頭皮に痒みがでてしまいました。

西川と違い髪に量と長さがあったため、頭皮までしっかりと湯洗いをすることが難しく髪のパサつきや頭皮の痒みがでてきてしまったと考えられます。
洗い残しの無いようにと意識しすぎた結果、湯洗いだからしっかり洗おうと気合を入れてゴシゴシと擦り過ぎ、お肌を傷つけて乾燥を引き起こしてしまった可能性やムラなくすすぐことが行えていなかった可能性もあります。

湯洗いのみで1週間過ごしてみて

1週間終えてみて、もっと頭皮に乾燥や皮脂が出ることを予想していましたが、意外とそのようなことはありませんでした。
両者に違う結果が出たことから洗い過ぎも良くありませんが、湯洗いのみ行うことも、良くないように思いました。
普段から湯洗いでしっかり汚れを落とすことをベースにし、シャンプー・トリートメントを利用した際は、頭皮に残さぬようしっかり濯ぎを行うことに注力するほうが頭皮の調子が良いこともあると感じました。

まとめ

元々の頭皮の状態や髪質・季節によっても結果は変わってくると思いますので、この1度の結果だけをみて、良かった・悪かったと判断することは難しいようです。

不快になるタイミングや肌トラブルなどしっかりとしたデータを取るためには、1週間の検証期間では短いのかもしれません。
今回の結果を踏まえつつ、今後も湯シャンの期間を延ばしたものや、頭皮のスキンケアを併用したパターンなど違うパターンでも検証してみたいと思います。

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