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女性用かつら・エクステで薄毛になる人が多い理由を解説!

2023.11.17
女性用かつら・エクステで薄毛になる人が多い理由を解説!

目次

    今回はかつらを被り続けている女性の特徴についてお話をしていきたいと思います。

    かつらは不自然に見えるもの

    頭頂部の薄毛を隠すためヘアピースやかつらをつける女性は多いかと思います。
    昔と比べて今は、ウィッグやエクステも自然な仕上がりになると言われるものが多くありますが、どれだけ優れた高価なかつらでもやはり地毛と比べると不自然に見えてしまいます。

    かつらをつける・髪の毛を結んで頭皮を隠す・エクステなどで薄毛対策をすることが逆に薄毛を進行させてしまうリスクがあります。
    かつらやエクステなどの薄毛対策は一時的な見栄えを変えることしかできません。
    かつらを被り続けることは、頭皮の蒸れや血行不良で頭皮環境を悪化させ、毛髪が生えにくい環境をつくる原因になってしまいます。
    エクステや髪を結ぶ場合も、強い力で引っ張り続けることで自毛に負荷がかかり脱毛を促進させてしまいます。
    一時的な方法を選択し続けることは、更なる悩みの発生や後遺症に悩まされることになりかねません。

    実際にあったケース

    クリニックへお越しくださった80歳代女性患者様の実例をお伝えしたいと思います。
    10年ほど前から薄毛に悩み、長年かつらを装着する生活をつづけていたそうです。
    薄毛は治療できるということを知り当クリニックを受診されました。

    かつらを使用されている方の髪の毛は、かつらを使用していた時間に比例し、髪が細く・薄くなっていきます。
    かつらを使用せずに過ごす10年間と使用した場合の10年間では、頭皮の状態や毛髪の太さ・密度に明らかな違いが出ます。
    この患者様も例外ではなく、もっと早く治療できることを知っていたら・・・と大阪からの通院治療を即決されました。

    かつらよりも治療を

    私が美容師の見習いだった十数年前、当時所属していたサロンもまた、お客様の頭皮環境を一番に考えるお店でした。
    美容院のオーナーに言われたことを今でも覚えています。
    「かつらを被ることは服をたくさん着ているのと同じ。
    人間は服をたくさん着れば着るほど毛が薄くなる。裸で生活をすると肌を守ろうと毛は濃くなる。」

    当時の私は、かつらが頭皮や毛髪に及ぼす影響について知識もなく、「かつらはやめた方がいい」という提案しかできませんでした。
    10年前は薄毛治療という言葉も今ほど浸透しておらず、当時の私はオーナーの言葉を正確には理解していなかったため
    薄毛は治療して治るものだとお客様に伝えることができませんでした。

    かつらの使用を考えている方に伝えたいこと

    美容師としての経験を積むうちにオーナーの言葉は正しかったと感じるようになりました。
    かつらを購入する前に、薄毛は治療する方法があると提案してくれる方に早く出会えたら、根本的な髪の毛の悩みが解消し、その後の人生が変わると思います。
    そのような思いから、薄毛を隠す以外の選択肢を知らない方へ薄毛は医療で治せると伝えたい!と奮起し、今の商品開発やサロン開業へとつながっています。

    かつらを被り続けている女性のお悩みとは、

    ・薄毛箇所をどうしても見られたくない
    ・昔より毛髪が細く密度が減ってしまったせいでヘアセットがしにくい
     などではないでしょうか?

    かつらの使用を考えている方に伝えたいこと、それは今からでも治療と予防を始めることで理想の髪型に近付けることができます。

    80代女性の診察を機に、「薄毛は治療できる」 このことを知らないということは本当にもったいない事だと改めて思いました。
    これからも悩んでいる方のお力になれるよう、薄毛治療を広める活動をこれからも進めていきます。

    かつらを長くかぶることによる影響

    薄毛を気にする方がまずしがちなこととして、かつら・パーマ・縮毛矯正・カラーなど今ある髪の毛を良く見せる方法でなんとか隠そうとして悪循環に陥るケースが非常に多いと思います。
    もし薄毛は治療できると知っていたら「薄毛に気付いた=クリニックですぐ診察」と考えるのではないでしょうか。

    頭皮環境の悪化は髪が育ちにくい環境を作ります。
    これは毎日の生活習慣が積み重なったものです。
    髪はすぐには生えませんし、急に伸びることもありません。
    長年かけて悪化した頭皮環境の改善には長い時間が必要なのです。

    薄毛には根本的な解決法を

    速効性があって見た目もすぐ変わるので、かつらやカラーという一時的な方法を選んでしまう気持ちはとてもよくわかります。
    根元から髪を結ぶこと、かつらはやめておきましょうというだけなら簡単ですが、やはり根本から改善してあげないことには悩みが深くなるばかりでしょう。

    クリニックへ相談し、現状に合った対処方法で早期に治療を開始することがお悩み解消の近道です。

    まとめ

    かつらを被り続けると蒸れや血行不良から頭皮の環境が悪くなりその結果、毛はどんどん細くなってきます
    一時的な見栄えを良くするだけの方法をさらに続けることで後々の後遺症に悩まされることになりかねません。

    今ある髪の毛ももちろん大切ですが、これから生えてくる髪の毛の環境を整えることが、次の髪の毛の状態を決め、もっと言えば10年後の状態を決めるのだと思います。

    クリニックで診察を受けて症状に合った根本的な治療をお勧めします。

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    記事監修者

    勇 亜衣子
    一般社団法人Next Beauty Labo 代表理事
    Dr.TOUHI CLINIC 総括院長

    勇 亜衣子

    いさみ あいこ
    【経歴】

    東京大学卒業 長岡赤十字病院 初期研修修了
    脳神経内科を専門としながら、AGA診療に携わったことをきっかけに頭皮や髪のケアの重要性に気付く。2023年、すべての頭皮や髪の悩みに寄り添うクリニック「Dr.TOUHI CLINIC」「Dr.TOUHI SALON」開院

    Dr.TOUHI YouTubeチャンネル

    わたしたちはYoutubeを通して、医学的エビデンスに基づいた髪・頭皮に対する正しい情報を発進しています。
    頭皮のベテラン経験則を持つ元美容師と、東大卒の医師が皆さんの髪の悩みを解決します。