今回は薄毛の女性に似合う髪型についてお話ししていきます。

頭頂部が薄い方に似合う髪型

頭頂部・分け目が薄くなったと相談に来られる患者様が多くいらっしゃいます。
気になっている薄毛の部分をカバーできる髪型をご紹介いたします。

頭頂部・分け目が薄い方の似合うおすすめの髪型は
・髪に動きが出しやすい前髪短めのショート
・ベリーショート

髪が長いと重さで髪がペタッと寝てしまい、頭頂部のボリュームがなくなってしまうため、
動きが出にくく肌が見えやすくなるため、薄毛を気にされている方は基本はショートかミディアムまでの短めが良いでしょう。

ロングの方がいきなり短く切ることはとても勇気がいることだと思います。
そのような方や薄く感じ始めた方は、いきなり短くするのではなく、
ショートボブに緩くパーマをかけ動きを出し、ふんわりとした印象を与えるのも有効です。

薄毛におすすめしない髪の施術

■強いパーマ
薄毛におすすめの髪型を調べると「強めのパーマ」が検索にヒットすることが多く
薄毛には「強めのパーマ」が良いと感じた方もいらっしゃると思います。
実際はパーマをかけて、2～3ヶ月ほど経つと根元が伸びるため、
パーマでボリュームの出た部分が下に下がり余計に頭頂部が薄く感じる原因になります。
また髪型を維持するために強いパーマをかけ続けなければならないため、
パーマ剤自体が頭皮や髪に負担をかけ余計に薄毛を助長してしまうなど悪循環に陥ります。

■髪の毛を梳く
髪の毛を梳くことは、元々ボリュームがないところから毛量を減らすことになるため、おすすめしていません。
どうしても梳きたい方は、毛先だけ動きを出す程度に留めておきましょう。

自分に似合う髪型を知ること

自分にできない髪型に憧れる方が多い傾向にあり、似合わない髪型でオーダーする方がとても多いと感じます。
それは、憧れと似合う髪型は違うということを知らない方が多いためだと思います。

例えば強い癖毛の方はサラサラストレートに憧れる傾向があり、
逆にサラサラストレートの方はふわっとした動きがあるスタイルに憧れるなど、
自分にないものを求める傾向が強いです。

髪型によって印象がガラッと変わるため、美容室でお悩み箇所が目立ちにくい髪型の提案を受けることはとても大切ですが、
美容室へ行く前にお悩みを解決するようなカットをあらかじめ知っておくことも重要です。

ヘアセット・ブロー時のコツ

ワックスなどの整髪料も頭皮への影響を考えるとあまりお勧めしていません。
使用する際は、トップにボリュームを出す・襟足や毛先に少し動きを出す程度の使用にとどめておきましょう。
頭頂部の薄毛にお悩みの方はトップにボリュームを持たせるようなセットが望ましく、そのためには動きが出しやすい短めの髪型が理想です。

意外と多い20~30代女性の薄毛

男女問わず、強いくせ毛や薄毛にお悩みの方がAGAクリニックや頭皮のお悩みを専門に扱う美容室に訪れています。
紹介で来られる患者様の中には20~30代の女性も多いです。

「薄毛は治療すれば治る」と知られていない時代には薄毛を感じさせない髪型をご提案していましたが、
研究が進み治療ができると分かった今は、早期の治療でお悩みが解決するということをお話しし、患者様に合う治療方法のご提案が可能となりました。

薄毛治療にはお金がかかるため、20代の男性や女性の中にはお金をかけずに様子を見たいと思われる方もいらっしゃると思います。
そのような方にはやはり前髪短めの髪に動きが出る髪型でカバーことをおすすめしています。

ただし、髪型での薄毛対策は一時的で、根本的なお悩み解決にはならないため注意が必要です。
薄毛は早期治療がカギなので、髪型での対策と併せてクリニックの受診、投薬や注射での根本解決を検討することもおすすめします。

今回のまとめ

頭頂部の薄毛にお悩みの女性に似合う髪型は、トップにボリュームを持たせるようなセットがしやすい前髪短めのショートやベリーショートです。
ショートのボブに緩くパーマをかけ動きを出し、ふんわりとした印象を与えるのも良いでしょう。
ただし、髪型での薄毛対策は一時的で、根本的なお悩み解決にはならないため、
髪型での対策と併せてクリニックの受診、投薬や注射での根本解決を検討することもおすすめします。