今回は薄毛治療や白髪治療、髪質改善治療を考えるタイミングについてお話したいと思います。

AGA発症時の髪質変化

男性のAGAは発症しても髪が急に薄くなることはありません。
AGAの予兆は以下の通りです。
①髪質に変化がある
②少しずつ毛が細く柔らかくなる
③髪の毛が徐々に少なくなっていく

薄毛治療の絶好のタイミング

髪を触った時にうなじ辺りの髪が以前よりコシやハリが無くなり柔らかくなったと感じた時には既にAGAが進行し始めているサインです。
髪が薄くなっていなくても、今後確実にAGAが進行しますので、治療を開始する絶好のタイミングといえるでしょう。

元美容師AGA社長西川の経験

私はもともと美容師でしたので、髪の変化には敏感な方です。
AGA治療を開始する4～5年前にはこの変化に気付いていましたが、その時にはAGAの治療を行おうとは思いませんでした。
今となってはあの時に治療をしていれば、もっと良かっただろうなって後悔している部分があります。

AGA治療のタイミング

クリニックに来院されている方の中にはアンチエイジングを目的として、髪質変化を感じてすぐに対策を行う方もいらっしゃいます。
しかし、多くの方は髪が薄くなったタイミングや抜け毛が多くなったタイミングで来院されます。
AGAが進行しているサインに気づいていても、薄毛になったわけではないので、少し様子をみようと放置して、実際にお悩みが深くなりクリニックに来院されるタイミングには、ご本人が思っている以上に症状が進行している場合が多くあります。
頭皮をマイクロスコープで診察すると、頭頂部などのご自身では気付きづらい部分の薄毛が進行しており診察結果に驚かれる方や、ショック受ける方が非常に多いです。

男性の薄毛の方に関しては、自身の認識より実際はAGAが進行しており、もっと早くクリニックに行けばよかったとおっしゃる方も少なくありません。
早期であればあるほど治療の効果が出ますので、髪が前より柔らかくなって立たせにくくなった、セットがしづらくなったなど、小さな変化や予兆を察知し、このタイミングでクリニックを訪れ予防や治療を開始することで悩みが深くなる前に解決できると思います。

白髪治療のタイミング

最近は白髪が急激に増えてきたと悩み、治療に来られる若い女性も多いです。
綿のように真っ白な白髪は、完全にメラニン色素がなくなっているため治療が難しいですが、薄い茶色やグレー、黄み掛かった白髪などの白髪予備軍である場合、このタイミングで治療してあげると毛根のメラニン細胞が元気になって、黒髪に戻る可能性があります。
白髪予備軍をそのまま放っておくと白髪になってしまうので、予防という意味でもその時点からしっかり治療しておくと良いでしょう。

白髪が黒に戻る事例についてはこちらの記事でもご紹介しています。
 

女性の薄毛治療のタイミング

女性の薄毛はFAGA（ファーガ）と呼ばれ、一般的には更年期など年齢が高くなってからの方が発症しやすい傾向にありますが、男性よりも発症理由が複雑です。
睡眠不足や過度なストレスによるホルモンバランスの乱れから20代、30代の女性でも起こり得る病気です。

最初の変化としては、抜け気が増えてきたというもので、その時点でクリニックに相談すると良いと思います。
年齢が若い方は症状の進行が早い反面、治療すると治りやすい傾向にあります。
変化や症状が出る前から予防として、定期的に診察や治療を受けておくと、薄毛を進行前にくい止めることができるため、将来的に悩みが少なくて済むと考えられます。

FAGAについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください
 

薄毛・髪質治療の進化

20年前はAGAという言葉すら聞いたことがありませんでしたが、最近はよく耳にするようになり、薄毛は治せる病気であることがかなり浸透してきているように思います。
専門のクリニックも増え、治療も進化し続けており、薄毛治療の環境は昔からは考えられないほど恵まれています。
あと10年くらい経つと身だしなみの一環として美容院に行く感覚で薄毛の治療を行うようになるのではと想像しています。

当クリニックにも治療目的ではなく、ヘッドスパや頭皮ケアで美容院のように定期的にご来院される方もかなり多くいらっしゃいます。
今の自分の髪の状態は、年相応なのか？定期的にマイクロスコープでご自身の頭皮年齢や髪年齢を調べるだけで薄毛の早期発見にもなり安心材料になると思います。
是非お気軽にクリニックを訪ねてみてください。