20代・30代と若い方も薄毛に悩んでいる人は多いです。
今回は若ハゲになりやすい方の特徴から、薄毛の方のヘアセット方法・似合う髪型をご紹介いたします。

若い方のハゲは増えている！？

昔と今では若者を取り巻く環境は大きく変わっています。
40代・50代ではなく20代で薄毛にお悩みの方をここでは若ハゲとしてお話いたしますが、AGAクリニックを運営していることもあり、20代の方が相談に来院されることが増えているという印象です。

若い方の薄毛は進行が早いため、気付いたらすぐに治療を始めることをお勧めしています。
若い世代は、自由に使えるお金が少ないため、パーマやカラーなどで薄毛を隠す方が多くいますが、髪が傷んで薄毛はどんどん進行していく悪循環に陥ります。
若ハゲが心配な方は予防やセルフケアに力を入れると良いでしょう。

考えられる若禿げの原因

冒頭でもお話したように、昔に比べ若くして薄毛に悩む方が増えている原因を考えた時に、ストレス過多の社会や生活習慣の欧米化が一番大きなことではないでしょうか。

・生活習慣
欧米化した生活習慣の中には食事も含まれており、小麦を主とする食事が増えていること、脂肪分の多い高カロリーな食生活がメインになってきてしまっていませんか？

・コロナ
コロナをきっかけに薄毛を発症した方・AGAが進行してしまった方もいます。
食生活の乱れやストレスの強さが発症時期を早めてしまうと考えると、ストレスのない生活や良質なタンパク質のとれるバランスのいい食事というのは、薄毛の発症を遅らせる作用があると思います。

避けるべきシャンプー

シャンプーの中には、洗髪後のサッパリ感を重視するあまり、洗浄力の強い成分が使われているものも少なくありません。
スッキリ感の裏には、油分の取りすぎで頭皮の乾燥を引き起こすものもあるため、洗浄力の強すぎるものには注意が必要です。
また、洗髪後にしっかり保湿が必要です。
ほとんどの方は頭皮に保湿が必要だということをご存じないので、まずは自分の髪や頭皮にあったシャンプーをしっかり選んで使用することが重要だと思います。

似合うヘアスタイル

髪の長さ: 髪が長いと髪の重みで薄毛が目立ちやすいため、短めが良い。
髪型: 短髪がおすすめ。毛量を調整して薄毛を目立ちにくくすると◎。
スタイリング: くしを使わずドライヤーの風をしっかり当てて根元を立たせる、オイルをつけすぎないなど、髪をふんわりとさせるスタイリングが効果的。
美容師へ相談: プロの意見を参考に、自分に合った髪型を見つけよう。

医学的な予防方法

医学的な面から言いますと、若い方の薄毛はAGAを発症してしまった状態であると言えます。
皆さんの美意識が高くなったこともあり、薄くなる前から美髪目的や予防的な意味でAGA治療を始めるという方もとても増えています。

AGAを発症するかどうかは遺伝で既に決まっているので、まずはご自身の家系が薄毛の家系であるかどうかをご確認いただき、薄毛が遺伝することがわかったら、すぐに予防・治療など対策をしていただくのがいいと思います。
AGAは進行性の病気で完治しないことがわかっているため、既にAGAが発症してしまった場合は、AGAの進行を遅らせるフィナステリドに加え、発毛を促すミノキシのお薬を併用すると良いでしょう。

ミノキシジルは外用薬・内服薬に加えて患部に注射で直接注入するメソセラピーという治療もありますので、クリニックに相談してご自身にあった治療法を見つけてください。

まとめ

AGAの治療は早期発見・早期治療がよいとされています。
ヘアセットで髪を触った時に、生え際・頭頂部の毛が襟足よりも柔らかくなっている、襟足に比べると毛が薄い細いなと感じる部分はありませんか？
AGAは遺伝なので、ご自身の家系が薄毛の家系なのか確認してみるのも良いでしょう。
AGAのサインは結構出ているものなので、予兆を見極めていただくことが重要です。
サインに気付いたら、早めにクリニックに相談し、自分に合った治療を見つけましょう。

生活習慣や食生活、ストレスの対策を取っていただくことは予防にも進行を遅らせることにも有効です。
自分に合ったシャンプーを探すこと、日々のケアやマッサージ、頭皮の保湿をお勧めします。