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白髪染めの前に見てください。それでも白髪染め、使いますか?

2023.03.18
白髪染めの前に見てください。それでも白髪染め、使いますか?

目次

    白髪染めの前に見てください。それでも白髪染め、使いますか?

    今回は、「白髪染めが頭皮に与える悪影響」について解説します。

    白髪染めに含まれる危険な成分

    白髪染めに含まれる危険な成分と言われているものが3つあります。
    「p-アミノフェノール」「ジアミン」「過酸化水素」の3つです。
    1つ目のp-アミノフェノールは、吸入すると血中の鉄分が酸化して酸素が体内に行き届かなくなり、呼吸困難などを引き起こす危険性があります。
    2つ目のジアミンは、少量の接触や飛沫の吸入で皮膚炎やむくみ、口や皮膚から吸収すると貧血や肝臓障害などの重篤な病気の危険性があります。
    3つ目の過酸化水素は、皮膚に与える刺激が強く、アレルギー障害などを引き起こす危険性があります。

    白髪染めをするリスク

    上記で述べたような、有害事象が起こる可能性のある物質が、頭皮に直接塗布されています。美容師は手袋をはめて素手では触らないようにしていますよね。毒性で言うと、白髪染めに含まれる毒性は、なんと農薬の140倍とも言われています。美容師が施術を行う際に手袋をはめるのは、そういう理由があるわけです。
    白髪染めに含まれる物質によって、突然アレルギーを発症する恐れがあるほど、危険なものを頭皮に塗布しています。そのため、本来はパッチテストが決められているものなのです。

    上手な白髪染めの使い方

    ヘアカラー剤を使用することに賛成とか反対とかいうわけではありません。仕事柄どうしても染めなければいけない方もいらっしゃると思います。負担を少なく白髪染めを続けるためには、頭皮から少し空けて直接塗布しないこと、白髪染めの周期を1日でも伸ばすことが大事になってきます。特に、頭皮から空けて塗布することによって、頭皮環境や髪質は改善していくでしょう。
    また、染める前にクリームや保湿剤をつけて頭皮を保護することで、カラー剤による頭皮への直接の負担を減らすことができます。これを行うことで、かなり頭皮の状態が変わってくるかと思います。
    10年後の髪のために、どれだけ細かくケアをすることができるかが重要です。頭皮から間を空けて塗ってほしいと、自分から提案をするのも良いと思います。

    白髪染めとカラー剤の違いは脱色作用と染色作用のどちらが強いかによります。それも様々な理由があるのですが、今後の記事で解説できればと思います。

    【まとめ】

    白髪染めの成分「p-アミノフェノール」「ジアミン」「過酸化水素」の3つが老化や刺激負担を与える。
    白髪染めによるダメージを減らすためには、「頭皮に直接塗布しない」「白髪染めの間隔を1日でも空ける」「染める前に頭皮にクリームを塗る」などの対策をする。

    記事監修者

    勇 亜衣子
    一般社団法人Next Beauty Labo 代表理事
    Dr. TOUHIクリニック 総括院長

    勇 亜衣子

    いさみ あいこ
    【経歴】

    東京大学卒業 長岡赤十字病院 初期研修修了
    脳神経内科を専門としながら、AGA診療に携わったことをきっかけに頭皮や髪のケアの重要性に気付く。2023年、すべての頭皮や髪の悩みに寄り添うクリニック「Dr. TOUHI AGAクリニック」「Dr. TOUHI ヘアメディカルサロン」開院

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