白髪染めは人体に悪影響!?人体への負担を減らす方法
目次
白髪染めは人体に悪影響!?人体への負担を減らす方法
今回は頭皮の負担が激減する白髪の染め方についてお話をしていきたいと思います。
白髪染めで悪循環に陥るケースが多い
美容院で白髪染めをする方が多いと思いますが、ほとんどの方は本当は染めたくないけれど目立つから染めないわけにはいかず、
やむをえず月1回は染めていますという方が特に女性に多く、なかには3週間に1回という方もおられました。
通常の白髪染めは根元の白髪もしっかり染まるように頭皮にもカラー剤を付けます。
白髪染めのカラー薬剤は白髪でもしっかり染まるよう薬液が強く、この薬剤の強さが白髪染めのデメリットと大きく関係しています。
そのカラー剤に含まれる成分が頭皮に残留し、肌の老化を招き、頭皮細胞の一部機能が低下することで白髪が増えるといわれています。
つまり、白髪染めはすればするほど髪が傷むだけでなく頭皮環境を悪化させ白髪を増やす悪循環に陥るケースが多いのです。
美容師時代にこのようなお悩みにたくさん直面し、良い方法がないのか試行錯誤した結果、
たどり着いた頭皮への負担が少ない白髪染めの方法についてお話をしていければと思います。
頭皮への負担が少ない白髪染めの方法
私たちの髪は、平均で1ヶ月に1cmほど伸びるといわれており、白髪染めを3週間~月1回ですと、
目立たない箇所の1cmは髪を持ち上げて根元を露出させない限り気にならない部分です。
白髪染めして一か月経過してもある程度髪に長さのある方は、サイドの髪の内部は生え際の伸びた部分が見えない箇所で根元の白髪が全然目立たない方も多くいました。
そこで、白髪染めの際は髪に一番負担がかからない方法・サイクルでオーダーしてみてはいかがでしょうか。
白髪染めの頻度が高い方には特におすすめしたい方法です。
■美容院でのオーダー方法(3回1セット)
顔周り・頭頂部・分け目の目立つ部分のみ月1回染める。
3ヶ月ほどたつと約3cm伸びてくるので、3回に1回くらいの頻度で伸びてきた全体を染めればもう十分だと思います。
その際、顔周り・頭頂部・分け目の目立つ部分以外は根元の白い部分は目立ちにくいので、頭皮を守るため根元を浮かせて薬剤を塗布するようにしましょう。
美容師さんには3回のうち2回は顔周り・頭頂部・分け目の目立つ部分のみ、表面に出ている場所だけを染めてください。
1回は全体を染めてください。表面に出ない部分は薬剤を髪の根元から数ミリ浮かせて塗布してください。とオーダーすると対応してくださると思います。
頭皮と顔の皮膚はつながっており、密接な関係があります。
強い薬剤を頭皮に付けるということは、顔につけるのと同じといっても過言ではなく、
頭皮になるべく薬剤の成分を残留させないよう薬剤を髪の根元から数ミリ浮かせて白髪を染めていく方法が経験上一番良い方法であると思います。
美容師時代にお客様へご提案すると、はじめは3ヶ月に1度だと目立つのではないかな?などと思われていても、
慣れると頭皮への負担だけでなく施術時間などの負担も少なく喜ばれました。
クリニックを開業しお客様の診察をするなかで白髪を染めすぎて悪循環に陥っている方がとても多く当時を思い出し、お悩みの方へ是非お伝えしたいと思いました。
やはり白髪にお悩みの方へ白髪を染めないでというアドバイスは現実的ではないため、
一部分を染める負担の少ないこの方法を当クリニックの白髪染め頻度の高い患者様へもおすすめしています。
この染め方を体験して頂くと、きっと今までの方法は髪と頭皮に優しくない方法だったと感じられると思います。
ぜひ皆さんに髪と頭皮ってこんなに変わるんだということを実感してもらえたらなと思っています。
今回のまとめ
白髪染めは3回1セット美容師さんへのオーダー方法は以下の通り。
① 3回のうち2回は顔周り・頭頂部・分け目の目立つ部分のみ、表面に出ている場所だけを染めてください。
② 1回は全体を染めてください。表面に出ない部分は薬剤を髪の根元から数ミリ浮かせて塗布してください。
とオーダーすることで健康な髪と頭皮が手に入ると思います。
記事監修者
Dr.TOUHI CLINIC 総括院長
勇 亜衣子
いさみ あいこ東京大学卒業 長岡赤十字病院 初期研修修了
脳神経内科を専門としながら、AGA診療に携わったことをきっかけに頭皮や髪のケアの重要性に気付く。2023年、すべての頭皮や髪の悩みに寄り添うクリニック「Dr.TOUHI CLINIC」「Dr.TOUHI SALON」開院
Dr.TOUHI YouTubeチャンネル
わたしたちはYoutubeを通して、医学的エビデンスに基づいた髪・頭皮に対する正しい情報を発進しています。
頭皮のベテラン経験則を持つ元美容師と、東大卒の医師が皆さんの髪の悩みを解決します。