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筋トレで禿げるのか!髪の専門医が真相を語る

2024.05.13
筋トレで禿げるのか!髪の専門医が真相を語る

目次

    筋トレで禿げるのか?
    クリニックの患者様からもスポーツや運動をされている方からもよくご質問を受けますので、今回はこちらについてお話をしていきたいと思います。

    筋トレをすると禿げてしまうのか?

    筋トレをしている方で気になっていた方は多いのではないかと思います。
    当クリニックの患者様の中にも、スポーツや筋トレをされている方や格闘家の魔裟斗さん・スポーツ選手やアスリートの方も多く来院されています。

    アンチエイジング目的で施術を受ける魔裟斗さん
    施術の様子はこちら
    魔裂斗さん体験動画

    AGA男性型脱毛症は男性ホルモンが悪さをする病気なので、筋トレをして男性ホルモンがたくさん分泌されたらその分禿げてしまうのでは?と考えてしまう気持ちはとてもよくわかります。
    ですので、まずはそのあたりから詳しくご説明していきましょう。

    筋トレしても禿げません

    最初にはっきり言ってしまいますと、筋トレをすると禿げるのか?という疑問に関しては、全く根拠のない話です。
    筋トレをしている方が皆さん髪の毛が薄くなるのなら、スポーツ選手は皆さんもう禿げているはずでは?ということですね。
    ですので、安心してどれだけ鍛えて頂いても大丈夫です。

    禿げない理由

    そもそも筋トレをして増える男性ホルモンの量は微々たるもので、筋トレをして男性ホルモンが増えるだけであれば、基本的には薄毛に直接関係しません。
    男性ホルモンのひとつ「テストステロン」が、AGAの原因となる「ジヒドロテストステロン」に変化することで初めて薄毛に影響し始めますので、多少筋トレでテストステロン・男性ホルモンの分泌が増えたとしても、すぐに薄毛と直結するものではないのです。

    このテストステロンがジヒドロテストステロンになるためにはいろいろなプロセスが必要です。

    テストステロンがジヒドロテストステロン図
    テストステロンが毛根にあるアンドロゲン受容体というところに結合した後に、
    5α-還元酵素という酵素と反応して初めてジヒドロテストステロンになります。

    薄毛になりやすいかどうかというのは、ご自身のテストステロンに対するアンドロゲン受容体の感受性や、5α-還元酵素の活性の強さなどにより変わります。
    さらに言うと、この受容体の感受性や酵素の強さというのは遺伝で既に決まっていますので、筋トレをしようがしまいがあまり関係ないのです。

    筋トレと薄毛はあまり関係ないとは言いましたが、運動や筋トレは成長ホルモンの分泌が促進され、髪の成長にいい作用が生まれてきますので、そういった意味では筋トレは髪に良いと言えます。

    薄毛になりやすい人【薄毛は遺伝する】

    男性ホルモンがそれほど多くない人であっても、薄毛になる遺伝子情報をもともとお持ちの方は薄毛になります。
    睡眠や食事、生活習慣やストレスといった他の要因もありますが、生活習慣にいくら気をつかっていたとしてもAGAになる遺伝子を持っている方は薄毛になりますし、どれだけ荒れた生活習慣をしていた方だったとしても、薄毛になる遺伝子を持っていない方は薄毛にならないということです。

    まとめ

    筋トレがAGAに与える影響は限定的。
    AGAは遺伝が主な要因なので、筋トレをしても影響はないです。
    逆に生活習慣にいくら気をつかっていたとしてもAGAになる遺伝子を持っている方は薄毛になります。
    気になる方は一度クリニックで相談することをおすすめします。

    記事監修者

    勇 亜衣子
    一般社団法人Next Beauty Labo 代表理事
    Dr.TOUHI CLINIC 総括院長

    勇 亜衣子

    いさみ あいこ
    【経歴】

    東京大学卒業 長岡赤十字病院 初期研修修了
    脳神経内科を専門としながら、AGA診療に携わったことをきっかけに頭皮や髪のケアの重要性に気付く。2023年、すべての頭皮や髪の悩みに寄り添うクリニック「Dr.TOUHI CLINIC」「Dr.TOUHI SALON」開院

    Dr.TOUHI YouTubeチャンネル

    わたしたちはYoutubeを通して、医学的エビデンスに基づいた髪・頭皮に対する正しい情報を発進しています。
    頭皮のベテラン経験則を持つ元美容師と、東大卒の医師が皆さんの髪の悩みを解決します。