目次
今回は、白髪について解説致します。
白髪になりやすい人の特徴から、自宅でできる簡単白髪対策まで、将来白髪が心配な方にもおすすめの内容になっていますので、是非ご覧ください
白髪タイプ・薄毛タイプの見分け方
髪質や頭皮の状態から、白髪になりやすい人と薄毛になりやすい人をある程度見分けることができます。
では、白髪になりやすい方と薄毛になりやすい方にどのような違いがあるのでしょうか?
■白髪になりやすい方の特徴
アトピーを含む乾燥肌、混合肌など乾燥しやすい肌タイプの方
毛量が多い、髪が太い、くせ毛、パサつきを感じている方は白髪になる方が多いです。
髪全体に白髪が出てくるタイプ、顔回りの髪にくせが出やすい方は顔回りに白髪が多く出やすいなど、髪質により白髪の出方に特徴がある場合も。
また、ゴワゴワとした手触りの髪は白髪になりやすい傾向にあり、白髪の前兆として、波状毛というビリビリ・ボコボコとした波打つ毛質になることもあります。
肌が乾燥し頭皮に水分・油分がないということは、髪にも必要な水分や栄養が行き渡らず栄養不足で老化を起こしている可能性があり、乾燥肌の人が白髪になりやすい理由です。
▼白髪について詳しくお知りになりたい方はこちらもご覧ください
■薄毛になりやすい方の特徴
髪が細く、ベタつきやすい油脂性の肌タイプの方
猫っ毛のような髪質の方に多く、頭皮が脂っぽい方は30代以降から細毛や薄毛になりやすい傾向にあります。
家族に薄毛の人がいる場合は、遺伝の影響も大きいです。
▼薄毛と遺伝の関係について詳しくお知りになりたい方はこちらもご覧ください
年齢による頭皮の変化
高校生などニキビができやすい若い時期は、全身の皮脂分泌が盛んで、オイリーで臭いなども気になりやすい状態です。
それが年齢を重ねるにつれて皮脂分泌が減少し、水分が失われるため、頭皮も乾燥しやすくなります。
頭皮の乾燥は老化につながり、白髪や薄毛を引き起こす原因になる可能性があります。
マイクロスコープで診察するとよくわかりますが、50歳以上の方の頭皮はご自身に実感がなくとも総じて乾燥しています。
この年代の方は、脂っぽい頭皮をしていても、乾燥がベースにあることから、それをカバーするために余分な皮脂が出ているケースが多いのです。
早い方では30代からこのような症状が出る方もいらっしゃいます。
▼頭皮のトラブルが髪に及ぼす影響について詳しくお知りになりたい方はこちら
白髪対策のためのケア
白髪になりやすい人の特徴を挙げましたが、自宅で簡単にできる白髪対策をご紹介します。
頭皮の乾燥を防ぐためには、頭皮もお顔と繋がったお肌ですので、お顔と同じように保湿ケアをしっかりと行うことが大切です。
頭皮の乾燥対策として、天然オイルをしっかりつけて頭皮をマッサージし、ほぐしてあげると血行の改善と頭皮の乾燥がだいぶ緩和されます。
頭にオイルをつけるとベタつくというイメージがありますが、乾燥している頭皮に天然オイルをつけてマッサージをしても、意外と全然ベタつきません。
お顔の毛穴汚れを落とす時、オイルクレンジングをするように、天然オイルを付け、頭皮マッサージをすることで、毛穴の汚れを浮かし、その後シャンプーをすることでしっかり頭皮の汚れを落とすことができます。
洗い流しても油膜が残るため保湿効果が持続し、髪の収まりもよくなりますので、頭皮にオイルをつけたことがない方は、1度はチャレンジしていただきたいなと思います。
効果を知らないと頭皮にオイルをつけることに抵抗を感じると思いますが、頭部において、顔よりも頭皮の方が面積も大きく、毛穴も皮脂の出る量も多いため、オイルマッサージを習慣にすることで、髪と頭皮の健康を保ち、白髪予防に繋がります。
▼おすすめのケア用品
Dr.TOUHI HAIR OIL
ダメージヘアの補修もできる進化型ヘアオイル
独自の黄金バランスにより、ベタつきにくい手触りを実現。
髪のトラブルを気にすることなくスタイリングにも毎日ご使用いただけます。
髪や頭皮の乾燥を防ぐ
先述のとおり、頭皮の老化を防ぐには、やはり乾燥させないことが最も重要で、熱ダメージを避けることも必要です。
特にアイロンやコテなどは一時的に髪を綺麗に見せることは出来ても、継続的な使用により髪を乾燥させてしまいます。
髪の乾燥を補おうと頭皮から水分・油分が毛細管現象で髪に移動し、結果的に水分・油分の奪われた頭皮が干からびて老化し、白髪を増やす原因にも繋がってしまいます。
髪の毛の水分や油分を蒸発させるコテやアイロンの使用は控えめにし、髪への負担を減らしましょう。
白髪染め・髪を染める・パーマをかけるなども髪の水分・油分を奪う原因になります。
髪は本来オシャレの為に生えているものではないため、何もしないことが一番理想的ですが、オシャレを楽しみたい場合は、しっかり保湿や傷んだ部分に適切なケアをすることが必要です。
▼ヘアカラーや白髪染めが頭皮に与える影響について詳しく説明しています。
白髪のメカニズム
保湿が大事というお話を医学的な面からお話ししますと、白髪のもともとの原因は、髪の色となるメラニン色素を生み出してくれるメラニン細胞の老化であり、その細胞老化の原因となる血行不良が関係していると考えられています。
全体に白髪が出るタイプや、部分的に白髪が出るタイプがあるというお話をしましたが、それについては、なぜそうなるのか解明されていないとされているものの、人間は生活するうえで利き手などがあり、左右対称な動きをしないため、右肩・右目が疲れやすい右利きの方は右側に白髪が増えやすいなど、限局して白髪になる現象がみられることから、これは左右の血行に差があるためではないかと考えられています。
さらに、元々貧血がある方・婦人科系の病気を罹患している方も血液が不足しやすい方も白髪になりやすい傾向にあるなど、そのような事例があることから血行が白髪に関係していると言われているのです。
頭皮マッサージの重要性
血行を改善するには頭皮マッサージが有効です。
頭皮マッサージは、毎日続けることで髪や頭皮の健康に良い影響を与えることが期待できます。
▼4分間の自宅で簡単にできる頭皮マッサージをご紹介しています!
アトピーやアレルギーをお持ちの方の頭皮をたくさん観察する機会がありました。
その際、アトピーなど同じお悩みをお持ちの方の頭皮は、個人差はあっても頭皮が少しボコボコしていたり、触った感じが似ていたりと皆似たような特徴を持っていることに気が付きました。
これは、髪の状態は肌の状態を反映し、密接に関係していることを示唆しており、つまりは頭皮のケアをしっかり行うことで、髪質も改善されます。
まとめ
・白髪になりやすい人の特徴
太く、ゴワついた髪質の方、髪がパサついている・頭皮が乾燥している方
・薄毛になりやすい人の特徴
髪が細くベタつきやすい方、頭皮が脂っぽい方、遺伝が影響している方。
熱ダメージを避ける・毎日の頭皮マッサージを習慣にすることが重要。
ご自身の髪質や頭皮の状態に合わせて、最適なケア方法を見つけてくださいね。
▼おすすめケア
・天然オイルで頭皮マッサージ・クレンジング&保湿
頭皮にオイルをつけてマッサージし、汚れを浮かせた後にシャンプーをする。
頭皮は顔よりも面積が広く、毛穴も多いので、顔と同じようにケアすることが大切です。
マッサージの効果で血行も良くなり、頭皮の健康に繋がります。
記事監修者
Dr.TOUHI CLINIC 総括院長
勇 亜衣子
いさみ あいこ東京大学卒業 長岡赤十字病院 初期研修修了
脳神経内科を専門としながら、AGA診療に携わったことをきっかけに頭皮や髪のケアの重要性に気付く。2023年、すべての頭皮や髪の悩みに寄り添うクリニック「Dr.TOUHI CLINIC」「Dr.TOUHI SALON」開院
Dr.TOUHI
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わたしたちはYoutubeを通して、医学的エビデンスに基づいた髪・頭皮に対する正しい情報を発進しています。
頭皮のベテラン経験則を持つ元美容師と、東大卒の医師が皆さんの髪の悩みを解決します。