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白髪染めをすればするほど白髪が増える

2024.12.24
白髪染めをすればするほど白髪が増える

目次

    白髪対策と言えば、白髪染めを思い浮かべる方が多いでしょう。
    しかし、実はその白髪染めが、白髪を増やす原因になる可能性がございます。
    今回は、白髪染めのリスクや有害性、白髪が増える原因など、医師目線・美容師としての経験を織り交ぜ詳しく解説します。

    意外と知られていない白髪染めの有害性

    意外と知られていませんが、白髪染めを含めたカラー剤は頭皮に大きな負担をかけ、毒性も強いと言われています。
    また、カラーリング後の頭皮には、数日間にわたってカラー剤が付着し続けることわかっており、毒性の強い成分が頭皮に付着し続けることで浸透し、頭皮状態の悪化を招く可能性があります。

    ▼白髪染めの危険性について解説していますので、こちらも是非ご覧ください。

     【白髪】白髪染めの前に見てください。それでも白髪染め、使いますか?【頭皮】

    気を付けるべき白髪染めの頻度

    美容師としての体験から、頻繁に白髪染めを行っている方は白髪の増加につながっているケースが多かったです。
    特に10日~2週間ごとの頻繁な白髪染めは、頭皮への負担が大きく、白髪染めの成分が頭皮に悪影響を与え、白髪を促進させてしまう可能性を感じていました。
    白髪は年齢を重ねるにつれ自然と増えていくものですが、頻繁に白髪染めを繰り返している方は染めない方よりも白髪が増加するスピードが速いと感じたのです。

    美容師としては危惧しながらもお客様に頼まれると施術を断ることができない、このような経験から、頭皮の負担を減らせる商品の開発に至りました。

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    カラー剤による頭皮への負担

    人間の髪の毛は本来オシャレをするためにあるものではありません。
    しかし、見た目や身だしなみ等のオシャレも重要な時代です。
    特に若い方は敏感ですので、白髪を隠したい思いが強いでしょう。

    20代の若い方やモデルの方などで白髪が多い方の頭皮を診察すると、髪質が良いことに驚きます。
    2週間に1回のような頻度で髪色をチェンジする方や頻繁に髪を染める方に多く、カラー剤が頭皮に与えるダメージが大きく、その負担からメラニン色素が作られにくくなり、髪質はそのままに白髪だけが増えてしまったのではないかと考えさせられます。

    白髪が増える理由

    そもそも、なぜ白髪染めをすると逆に白髪が増えてしまうのかといいますと、冒頭でもお伝えしたとおり、白髪染めやカラー剤は頭皮に大きな負担がかかるほど毒性が強く、使用することで頭皮が老化し、毛根の細胞を傷つけ、メラニン色素をつくる細胞も弱り、色素が出せなくなるためです。
    白髪が増えると、気になって更に白髪染めを繰り返し、ますます頭皮が傷つき、こまた白髪を増やすという悪循環に陥ってしまうのです。

    白髪が気になる気持ちやカラーをしたい気持ちを無くすことは難しいと思いますが、染める前に頭皮を保護する、カラー剤の負担を減らす工夫をするなどし、この悪循環を断ち切る必要があります。

    白髪染めの頻度や方法を工夫する

    白髪染めやカラー剤など毒性の強い薬液を塗布する前に頭皮をオイルなどで保護する、白髪染めの間隔をあける、染める頻度を減らせない方は他人から見えにくい内側部分のみ根元から少し浮かせて薬液を塗布するなど、といった工夫も必要です。

    髪を束ねる方は、顔周りなど見える部分だけを染め、白髪を目立たなくさせるなど、その人のスタイルによって染め方を工夫するという方法が現実的です。
    部分的な白髪染めや浮かせて塗る方法は、完全に白髪を隠すことは難しいかもしれませんが、なるべく頭皮に負担をかけないことが重要なのです。

    ▼頭皮に負担の少ない白髪染めの方法をご紹介しています!是非ご覧ください
     白髪染めは人体に悪影響!?人体への負担を減らす方法

    白髪を抑えるための対策

    カラーの他にも美容院で受けられる施術には縮毛矯正やパーマなど、髪を美しく見せる一方で、頭皮や髪自体にダメージを与えるものが多くあります。
    その効果は一時的でも、施術の度に頭皮へダメージを受けるため、次に生えてくる髪に影響します。

    白髪も数年前までは隠すことしかできませんでしたが、再生医療の発展とともに白髪も隠すから治療する時代になってきました。
    当クリニックでも頭皮の環境改善や髪質改善の注射で白髪対策ができますので、是非ご参考になさってください。

    ▼当クリニックの白髪改善症例をご紹介しています。
     【白髪改善症例紹介】30代女性白髪

    ホームケアの重要性

    ただ、いくらクリニックで治療をしても、日々の保湿やホームケアなしでは改善するものも改善しません。
    それほど日々のホームケアは重要なものです。
    例えば、頭皮の環境を整えるためのヘッドスパや、髪質改善のための注射などをご提案していますが、これらの治療を受けているからといって、頻繁に白髪染めを繰り返してしまうと、せっかくの治療効果が薄れてしまう可能性があります。

    逆を言えば、治療を受けている方が白髪染めの頻度を減らす、頭皮の保湿を習慣にするといった対策を治療に併用することで、より効果を実感できるということです。
    日々のホームケアとヘッドスパやクリニックでの治療をうまく組み合わせることで、より効果的に白髪になりにくい頭皮を目指しましょう。

    ▼白髪対策など、日々自宅でできる頭皮ケアをご紹介しています!
     

    白髪の若年化

    当クリニックにも薄毛でお悩みの方とほぼ同数の割合で、白髪でお悩みの方がご来院されます。
    最近は特に20代前半の学生さんなど若い方でも白髪でお悩みの方が非常に多く、頻繁に相談をうけることから白髪の若年化は、実際に起きている現象だと感じています。
    若い方は、白髪を見つけると抜いてしまう傾向にありますが、白髪を抜くことは頭皮に大きな負担をかけるため、かえって白髪を増やしてしまう可能性があります。

    まとめ

    白髪への対策は、日々生活している中にもできるポイントがたくさんありますので、ぜひ参考にしてみてください。

    記事監修者

    勇 亜衣子
    一般社団法人Next Beauty Labo 代表理事
    Dr.TOUHI CLINIC 総括院長

    勇 亜衣子

    いさみ あいこ
    【経歴】

    東京大学卒業 長岡赤十字病院 初期研修修了
    脳神経内科を専門としながら、AGA診療に携わったことをきっかけに頭皮や髪のケアの重要性に気付く。2023年、すべての頭皮や髪の悩みに寄り添うクリニック「Dr.TOUHI CLINIC」「Dr.TOUHI SALON」開院

    Dr.TOUHI YouTubeチャンネル

    わたしたちはYoutubeを通して、医学的エビデンスに基づいた髪・頭皮に対する正しい情報を発進しています。
    頭皮のベテラン経験則を持つ元美容師と、東大卒の医師が皆さんの髪の悩みを解決します。