目次
「若い頃はサラサラストレートだったのに、40代になったら髪がうねるようになってきた」
「ボコボコした髪が増えて、パサつきや広がりが収まらない……」
このような年齢に伴う髪質の変化は、いわゆる「エイジング毛」と呼ばれるものです。
この「髪質の悪化」に深くお悩みで、当クリニックに相談にいらっしゃる方が最近とても増えています。
年齢を重ねるにつれて、髪のまとまりが悪くなったり、くせ毛のようになっていったりする現象には、頭皮の老化が深く関係しています。
「どのような髪が生えてくるか」は、髪が地肌から出てくる前の段階ですでに決まっているのです。
しかし、一般的には髪のくせを治そうとすると考えた時、なぜ年齢とともに髪のうねりが出てきてしまうのかという、正しい知識をお持ちでない方が多く、頭皮が原因なのにもかかわらず、生えてきた髪に対してトリートメントをしたり、縮毛矯正をかけたりして「髪そのもの」を変えようとするアプローチしがちです。
そこで今回は、髪がうねる医学的な原因と、根本的な解決に必要な対策についてお話しさせていただきます。
加齢に伴う髪質悪化の理由
年齢とともに髪のうねりやパサつきが強くなる理由は、大きく分けて2つあります。
1:頭皮の乾燥
お顔の肌と同じように、頭皮も年齢とともに水分を保持する力が失われ、乾燥しやすくなります。
土台である頭皮の水分が不足すると、そこから作られる髪の毛に供給される水分も当然足りなくなってしまいます。
その結果、髪が乾燥しパサついて広がりやすい、「乾燥毛」というまとまりの悪い髪になってしまうのです。
2:頭皮のたるみによる毛根の歪み
過去のコラムでも取り上げていますが、お顔にシワやたるみができるのと同じように、頭皮も年齢とともにたるんでいきます。
頭皮がたるむと、その内部にある「毛根」の形が、たるみに引っ張られてグニャリと歪んで変形してしまいます。
まっすぐなストレートヘアの方は、地肌の中にある毛根の形も綺麗な円形をしています。
しかし、老化によって毛根の形が変形してしまうと、そこから押し出されるように生えてくる髪の毛も、最初からボコボコとうねった状態で生えてきてしまうのです。
地肌の中からすでにくせ毛の状態で生えてきているため、髪質の変化を根本から良くしていくには、生えた後の髪ではなく毛根の歪みを治すなど、「頭皮の質そのもの」を変えていく必要があります。
縮毛矯正で起きる不自然さ
こうした髪のうねりやパサつきに対して、一般的には、美容院での「縮毛矯正」や「髪質改善トリートメント」で対策を取られている方が非常に多いと思います。
確かに、これらは生えている髪の表面を一時的に綺麗に見せるためには有効な処置です。
しかし、新しく生えてくる根元の部分はやはりうねったままであるため、早い方だと1週間ほどでまたうねりが復活して気になってしまうということも少なくありません。
縮毛矯正は「最初にやった時」が一番感動するものですが、やり続けてアイロンの熱などを加え続けると、毛先を中心にどんどん髪が傷んでしまうため、一時的に見た目は綺麗になったとしても、根本解決にはならないことから、結局はその施術を5年、10年、15年と何年も繰り返さざるを得なくなります。
また、特に女性の場合、40代以降は年齢とともに髪自体が細くなっていく傾向があります。全体的に髪が細くなってきている状態で縮毛矯正をかけると、ボリュームが失われて「ペタン」とした印象になりやすく、髪の束感が失われて全体的に薄く見えてしまうという不自然さも生じがちです。
そのため、一概に縮毛矯正を繰り返すのではなく、その方の髪のくせを活かしたまとまりの良い髪型を探していくことも一つの選択肢となります。
▼縮毛矯正が頭皮・髪に与える影響について
縮毛矯正する前に見て欲しい。そのくせ毛、悪化するかもしれません。
根本解決としての再生医療
では、Dr.TOUHI CLINICとしてどのような対策をご提案できるかというと、それが「頭皮への再生医療」です。
一時的に表面を取り繕う縮毛矯正とは異なり、当院では頭皮へ直接再生医療のお薬を注入することで、生えてくる髪の毛そのものを根本から改善させていく治療を行っております。
縮毛矯正は繰り返すほどに髪にダメージが蓄積して悪化していくリスクがありますが、再生医療の注射は、定期的に繰り返し受けていただくことで、土台となる頭皮がどんどん良い状態へと改善されていきます。
ご自身のくせを活かしたスタイルで上手にお付き合いをしていきつつ、再生医療を継続することで、くせ毛の原因である「毛根の歪み」を根本から変えていくことが可能です。
これにより、一時的な見た目の良さに頼ることなく、本来のご自身の髪質で、憧れのサラサラなヘアスタイルを作っていくことを目指せます。
▼縮毛矯正でも治らなかったエイジング毛が!注射治療で後ろ姿が激変!
頭皮状態を整える重要性
このように「毛根の形や頭皮の質を良くしない限り、髪質は変わらない」という事実は、実はまだ多くの方に正しく理解されていません。
どうしても即効性があり、目に見える「髪の毛そのもの」にアプローチしようとしてしまいがちだからです。
ですが、スキンケアをイメージしていただくと分かりやすいかと思います。
お肌の調子が悪い時、毎日きちんと丁寧にお手入れをしたり、美容クリニックで定期的な集中ケアを受けたりすると、毛穴が目立ちにくくなってキメが綺麗に整っていきますよね。
頭皮もまったく同じです。
適切なケアを頭皮に施してあげることで、たるんでいた皮膚が引き締まり、変形していた毛穴や毛根の形も綺麗に整っていきます。
もちろん、生え変わりのサイクルがあるため根気は必要ですし、1〜2年といった期間はかかりますが、対策をじっくり続けてあげることで、見違えるほど後ろ姿の印象が変わります。当院の患者様の中にも、まるで「縮毛矯正をかけたばかりなのではないか」と思うほど、ご自身の力で髪質が美しく改善される方が実際にいらっしゃいます。
まとめ
今回は、40代からの髪のうねりの原因と、その根本的な解決策についてお話ししました。
髪のうねりやパサつきを解決するためには、髪に直接アプローチするだけでなく、その元となっている毛根や、土台となっている頭皮の状態を整えてあげることが何よりも大切です。フォーカスすべきは、髪ではなく「頭皮」なのです。
当院でも、最新の知見に基づいた頭皮注射などの再生医療をはじめ、患者様の頭皮環境に合わせたケアをご提案しています。
「トリートメントを頑張っても髪がまとまらない」「縮毛矯正を続けいくのが不安」という方は、諦めてしまう前に、まずはご自身の頭皮がどのような状態にあるのか、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。
土台から健やかな髪を取り戻すお手伝いができる日を、スタッフ一同楽しみにしています。
記事監修者

Dr.TOUHI CLINIC 総括院長
勇 亜衣子
いさみ あいこ東京大学卒業 長岡赤十字病院 初期研修修了
脳神経内科を専門としながら、AGA診療に携わったことをきっかけに頭皮や髪のケアの重要性に気付く。2023年、すべての頭皮や髪の悩みに寄り添うクリニック「Dr.TOUHI CLINIC」「Dr.TOUHI SALON」開院
Dr.TOUHI
YouTubeチャンネル
わたしたちはYoutubeを通して、医学的エビデンスに基づいた髪・頭皮に対する正しい情報を発進しています。
頭皮のベテラン経験則を持つ元美容師と、東大卒の医師が皆さんの髪の悩みを解決します。






