メディカル頭皮診断 データを診れば治療法が見えてくる!
目次
メディカル頭皮診断 データを診れば治療法が見えてくる!
今回は、当クリニック院長のアイコ先生の頭をメディカル頭皮診断していきます。
Dr.TOUHIクリニックでご来院される方は毎回メディカル頭皮診断をおこなっておりますので、内容の参考にしていただければ幸いです。
YouTubeでは、実際にアイコ先生がメディカル頭皮診断を受けている様子を紹介しておりますので、併せてご覧ください。
分析用の写真撮影
まずは写真を撮ります。
毛の生え具合、毛の密度、角質量、炎症状態(肌の敏感度)、毛髪の太さを記録します。
撮影が完了しましたら、分析に入っていきます。
写真を元に頭皮診断を行う
まずは毛髪の生え具合を確認します。
こちらは、正常か、脱毛初期か、などを担当者が見た目で判断して選んでいきます。
アイコ先生の生え具合は正常でした。
毛髪の密度は、1㎠あたりの毛髪数を算出し、平均の密度と比較していきます。
アイコ先生の毛髪密度は平均以上、正常値でした。
角質量は、角質が検出された面積の割合によって指数を計算します。
アイコ先生は、頭皮が少し乾燥しているほか、角質の量が多めでした。
敏感度は、頭皮下の皮膚感度反応を検出します。
アイコ先生の写真からは若干の赤みが検出されましたが、正常の範囲でした。
毛髪の太さは、画像内の毛髪の太さを分析し、その数値の平均値を算出します。
アイコ先生の髪はとても太く、しっかりしていることが分かりました。
メディカル頭皮診断の結果
分析が完了したら、各項目を総合的に判断していきます。
アイコ先生は、頭皮が乾燥しており、角質量も多めですが、他は良好という結果になりました。
アイコ先生は当院の練習台にもなっており、シャンプーを1日何回も受けている状態が続いていました。それが原因で乾燥してしまったのかもしれません。
洗髪は毎日やるものというイメージが強いですが、1日〜2日に一回洗えれば髪は綺麗な状態で保つことができます。洗い過ぎは逆にNGです。
角質量が多い方はフケが出やすくなります。肌は28日周期のターンオーバー(細胞が一定周期で入れ替わること)で生まれ変わっていきますが、フケは最後に肌から剥がれた細胞ということになります。
洗って取ろうとする方が多いですが、洗いすぎたりブラシで引っ掻いたりすると余計にフケは出てきてしまいます。そういった行為は避け、保湿をしてあげましょう。
メディカル頭皮診断のメリット
乾燥や角質はありましたが、アイコ先生の頭皮の状態はとても良いということが分かりました。
しかし、必ずしも頭皮の状態が良好だとは限りません。肌年齢の衰えに伴って肌は乾燥していきますし、10代の頃から頭皮が脂っぽい方や、前髪のM字ライン(AGAで剥げやすい箇所です)の部分だけがすごく脂っぽい方など、様々な方がいらっしゃいます。
どういう髪をしているか、を見るためには、どういう頭皮をしているかが重要な要素となっています。ここを分析して、一人ひとりの特徴を見ていくことが改善に繋がると考えています。
どれだけ良くなったか、変化したかをグラフにすることもできます。1年前と1年後にどれだけ改善したかを見られますし、髪との付き合いは長くなりますので1年後だけでなく10年後も今と変わらない頭皮の状態を保っていくことが目的になります。
当院はまだ開業したばかりで、これから良くなっていく方が増えていく段階です。
毎月定期的に通っていただいてホームケアまでしっかりしていただけると必ず良くなりますので、それを一緒に数字で確認できれば幸いです。
まとめ
メディカル頭皮診断は、5種類の診断から人それぞれの頭皮と髪の状態をチェックできる!
数字でわかりやすく管理することで、10年後も変わらない頭皮を目指そう!
記事監修者
Dr.TOUHI CLINIC 総括院長
勇 亜衣子
いさみ あいこ東京大学卒業 長岡赤十字病院 初期研修修了
脳神経内科を専門としながら、AGA診療に携わったことをきっかけに頭皮や髪のケアの重要性に気付く。2023年、すべての頭皮や髪の悩みに寄り添うクリニック「Dr.TOUHI CLINIC」「Dr.TOUHI SALON」開院
Dr.TOUHI YouTubeチャンネル
わたしたちはYoutubeを通して、医学的エビデンスに基づいた髪・頭皮に対する正しい情報を発進しています。
頭皮のベテラン経験則を持つ元美容師と、東大卒の医師が皆さんの髪の悩みを解決します。