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世界初のiPS細胞治療!髪の再生はここまで進化した!

世界初のiPS細胞治療!髪の再生はここまで進化した!

目次

    当クリニックで2025年9月より開始した「iPS細胞を応用した毛髪再生治療」をご紹介いたします。
    近年、様々な医療分野で注目されているiPS細胞。
    このiPS細胞の先進的な再生医療技術を頭皮治療に活用するのは、世界初の試みになります。
    最先端の医療を患者様に還元したいと尽力しておりますので、是非ご期待ください!

    当クリニックでは様々な再生医療を用いて、治療を行っております。

    ▼詳しい治療症例を知りたい方はこちらから
     

    iPS細胞とは

    iPS細胞は、京都大学の山中伸弥教授が2006年に発表し、2012年にはノーベル生理学・医学賞を受賞した画期的な技術です。
    通常ノーベル賞を受賞するには、科学的な検証と実用化に長い年月が必要であることから、研究成果から受賞まで約20年かかると言われていますが、iPS細胞は2006年の発表から2012年の受賞までわずか6年で受賞したことから、その重要性がうかがえます。
    私も研究者として長年脳神経分野に携わってきましたが、これほど短期間でのノーベル賞受賞は本当に驚きでした。

    大阪で開催されている「2025年日本国際博覧会」でお披露目された、iPS技術によるミニ心臓が世界中から注目されているように、iPS細胞を用いた再生医療は新たなステージに入りました。
    ようやく実用化に向け動きだし、最先端医療が私たちの手の届く場所まで来ています。

    iPS細胞の特長

    一度成熟し、特定の役割を持った成人の細胞を「リセット」することにより、全ての細胞に分化可能な赤ちゃん細胞に初期化できる点です。
    これにより、脂肪や皮膚などの細胞から、心臓・血液・神経·皮膚・毛根·髪の毛などの、あらゆる細胞へ変化させることができ、「失われた組織や臓器の再生」など、幅広く応用が可能になりました。

    このことから、一度失われた毛根からは髪の毛が復活しないとされてきた薄毛・毛髪治療に、iPS細胞技術を応用することで、従来不可能だった毛根の再生が事実上可能になりました。

    従来の幹細胞治療との違い

    これまでの幹細胞治療では、たとえばお腹の脂肪から採取した幹細胞を使うケースが一般的でした。
    42歳の方から採取すれば、そこから得られる幹細胞は、あくまで“脂肪幹細胞”であり、42歳の年齢相応の細胞を治療に使うことになります。

    一方、iPS細胞はというと、先述のとおり、採取後に成熟した細胞をリセット(初期化)し、分化可能な状態に戻すことができるため、何にでもなれる万能細胞を体内に戻すことが可能になります。
    これは、再生医療において大きな優位性を持つ要素です。
    つまり、ノーベル賞を異例の速さで受賞するほどの画期的な発見かつ、技術の革新性であったといえます。

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    Dr.TOUHI CLINICで行うiPS細胞治療

    現在、iPS細胞そのものの使用はできませんが、iPS細胞から分泌される「培養上清液」を使用した治療を行うことができます。

    ■治療方法2種
    1.点滴治療:点滴による全身投与は全身への効果が期待できます
    2.注射治療:頭皮や気になる部分への注射(局所治療)は薄毛やお悩みに直接アプローチできます。

    従来の治療では再生が難しかった「毛根が存在しない部位」においても、新たに毛根が再生される可能性が示唆されています。
    また、髪の発毛だけでなく、以下のような効果も期待できます:
    ・髪質の改善
    ・白髪の減少
    ・薄毛の進行抑制

    既製品のiPS細胞から採取した上清液もありますが、患者様ご自身の細胞からiPS細胞を作製するオーダーメイド治療も可能です。
    こちらは自分由来であるため、拒絶反応のリスクが低く、より高い効果が期待できます。
    採血だけで始められ、約3~6ヶ月でオーダーメイドの治療薬が完成します。

    症例によっては2ヶ月で劇的な改善も報告されています。
    ミノキシジルの約7倍の効果があるというデータもあり、「もう手遅れかも...」と諦めかけている多くの患者様にも、iPS治療なら可能性があります。
    ただし、これはまだ研究段階であり、効果には個人差があることをご理解ください。

    従来のAGA治療との違いと効果

    従来のAGA治療は、主に飲み薬や注射、外用薬などによるアプローチでしたが、毛根が死んで皮膚化してしまった状態では、発毛が期待できないケースも少なくありませんでした。
    しかし、iPS細胞由来の上清液を使用した注射では、毛根のない部位でも新たな毛根の再生が報告されています。
    また、発毛効果の高いとされる「ミノキシジル」と比較しても、約7倍の効果が確認されたデータ(※効果には個人差があります)や、わずか2ヶ月で発毛が大きく進んだ症例もあり、今後の研究と症例の蓄積により、さらに精度の高い治療が期待されます。

    iPS細胞を用いた治療の展開

    iPS上清液を使用した頭皮美容液を開発中です。
    ご自身のiPS細胞上清液を配合したオリジナル化粧品の開発も可能ですので、頭皮の健康はもとより、トータルケアでのサポートを目指しています。

    再生医療の未来

    iPS細胞は応用範囲の広さから
    •    脳梗塞の後遺症改善
    •    認知症の治療
    •    様々な臓器の再生医療

    など、神経疾患への治療法としての可能性も高まっており、脳神経や内臓など、あらゆる組織や臓器への応用が進められています。

    私自身も以前、ノーベル賞候補といわれる研究者の方々と、脳神経疾患の研究に携わっていた経験があります。
    将来的にアルツハイマー病やパーキンソン病など、治療ができないと言われていた病の治療に応用されてゆけば良いなと思っています。

    まとめ

    iPS細胞技術は、これまでの医療の限界を超える大きな可能性を秘めています。
    まだ研究段階の部分もありますが、その可能性は計り知れません。
    「これまで何をしても発毛効果がなかった」
    「自分に合った、根本的な治療を受けてみたい」
    「長年薄毛に悩み、これまでどんな治療でも効果を感じられず治療を諦めてしまった」
    このような方に是非お試しいただきたい治療法だと思います。

    「最先端の医療を患者様に還元したい」この思いを胸に、世界初のiPSによる頭皮・毛髪治療に取り組んでまいります。

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    記事監修者

    勇 亜衣子
    一般社団法人Next Beauty Labo 代表理事
    Dr.TOUHI CLINIC 総括院長

    勇 亜衣子

    いさみ あいこ
    【経歴】

    東京大学卒業 長岡赤十字病院 初期研修修了
    脳神経内科を専門としながら、AGA診療に携わったことをきっかけに頭皮や髪のケアの重要性に気付く。2023年、すべての頭皮や髪の悩みに寄り添うクリニック「Dr.TOUHI CLINIC」「Dr.TOUHI SALON」開院

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