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薄毛の遺伝子でもPRP治療が出来るって本当!?

薄毛の遺伝子でもPRP治療が出来るって本当!?

目次

    PRP療法についてはこちらでも何度か効果や安全性の高さについて当クリニックの症例を交えてご紹介させ頂きましたが、今回はPRP療法が受けられない方についてお話したいと思います。

    PRP療法とは

    PRP療法流れ

    Platelet-Rich Plasma(プレートレット-リッチプラズマ)という英語の略称で、ご自身の血液から傷口を再生させる働きがある血小板の成分だけを取り出し、それを気になる場所に注入する安全性の高い再生医療の一種です。

    元々は整形外科や産婦人科の不妊治療、歯の治療などに用いられていましたが、安全性の高さから最近では肌や髪を美しくする治療・AGA治療など美容分野にも利用さるようになり、世間に浸透してきたように感じます。
    野球選手の大谷翔平選手や田中将大選手などの野球選手が肘の治療に選んだとしても有名になりました。
    PRP療法は自分由来の血液を使うオーダーメイドの治療ですので、基本的には副作用の心配がほとんどないのに効果が高い治療ということで人気が高いです。

    PRPについてもっと詳しく解説している記事はこちら

    PRP療法メリット・デメリット

    PRP療法が受けられない方

    ご自身の血液を使用した治療法なので、血液系のご病気にかかっていらっしゃる方には向いていない治療法といえます。
    具体的な例とご紹介いたします。

    ▶血液疾患にかかっている方
    ・血小板減少症に罹患している
    血小板を使った治療なので血小板自体が減ってしまう疾患にかかっている方は残念ながら受けられません。

    高度な貧血のある方
    貧血の場合は日常生活に支障のないレベルであれば治療を受けることが可能です。

    ▶現在感染症にかかり、発症している方

    感染症にかかり発熱している方は、血液中にも菌が巡っている状態なので、その血液を使用することは良いことではありません。

    ▶悪性腫瘍(がん)を治療中の方

    化学療法は副作用も強く、皆さんのなかにも聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、抗がん剤などは血小板を含め、色んな血球を減らしてしまう強い作用があるので、そのような状態の血液を使用しても効果が出づらいため、PRP療法のタイミングではありません。
    ただし、がんの治療歴・既往歴があっても治療が終了し、経過観察のみという状態であれば治療を開始することは可能です。

    PRP療法のパフォーマンスを最大限発揮するためには、今まさに何かしらの病気に罹患している、重症の症状が出ていて治療中という方は、治療のタイミングではありません。
    しかし、どの病気も現在は治療が終了していて経過観察している状態であれば治療を受けることができますので、これらの治療がしっかり落ち着いたところで治療の検討・ご相談をしていただくと良いと思います

    よくあるご質問

    Q1.治療は年齢が高いと血液年齢も高くなっているから自身の血液を使った治療はできないのか?
    A.    年齢が高い方でもPRP療法は可能です。
    確かに血液年齢はありますが、PRP治療に必要な成分は血小板成分だけなので、血液年齢に関わってくるようなコレステロールや、血液をドロドロにしてしまうような成分は加工の段階で取り除いてしまいますので、基本的にPRP治療の効果自体にはほとんど影響はありません。
    当クリニックで治療中の80代の患者様にも毛髪の太さや密度、白髪予備軍を黒髪に戻すなどの効果がでておりますので、安心してください。

    80代患者様の症例の記事はこちらになります。
    81歳女性の薄毛・白髪治療

    Q2.薄毛が遺伝している人の血液には薄毛の遺伝子があって治療に使えないのではないか?
    A.薄毛のDNAを持っていても問題ございません。
    治療に使用するのは血小板の成分だけで、遺伝情報が入ったDNAやRNAは基本的に取り除いてしまいます。
    逆にPRP療法で薄毛治療し効果が出なかった方はいらっしゃいませんので、その心配は全くいらないです。

    Q3.妊娠中とか授乳中でも治療を受けられるのか?
    A.受けられます。まったく問題ありません。

    Q4.心臓の病気があり、血液サラサラ系の飲み薬を服用しているが治療できるのか?
    A.    こちらも治療に問題はありません。
    ただし、血液サラサラ系の薬は一般的に血液が固まりにくくなるため、出血すると血が止まりにくくなります。
    そのため、血液を採取した際や施術時に血が止まりづらく、止血に少し時間かかるなど注意が必要です。

    まとめ

    PRP療法が受けられない方
    ▶血液疾患(血小板減少症、高度な貧血など)にかかっている人
    ▶現在何かしらの感染症にかかり、発症している方
    ▶悪性腫瘍(がん)を治療中の方

    現在治療中の方は治療のタイミングではありません。
    しかし、どの病気も現在は治療が終了していて経過観察している状態であれば治療を受けることができますので、これらの治療がしっかり落ち着いたところで治療の検討・ご相談をしていただくと良いと思います。
    年齢制限も特にない安全性も効果も高い治療ですので、おすすめの治療法です。

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    記事監修者

    勇 亜衣子
    一般社団法人Next Beauty Labo 代表理事
    Dr. TOUHIクリニック 総括院長

    勇 亜衣子

    いさみ あいこ
    【経歴】

    東京大学卒業 長岡赤十字病院 初期研修修了
    脳神経内科を専門としながら、AGA診療に携わったことをきっかけに頭皮や髪のケアの重要性に気付く。2023年、すべての頭皮や髪の悩みに寄り添うクリニック「Dr. TOUHI AGAクリニック」「Dr. TOUHI ヘアメディカルサロン」開院

    Dr. TOUHI YouTubeチャンネル

    わたしたちはYoutubeを通して、医学的エビデンスに基づいた髪・頭皮に対する正しい情報を発進しています。
    頭皮のベテラン経験則を持つ元美容師と、東大卒の医師が皆さんの髪の悩みを解決します。