目次
今回は当クリニックにて治療中の患者様の症例をご紹介します。
30代男性患者様の背景
患者様:35歳男性
嗜好品:喫煙なし・飲酒月2回程度
睡眠時間:5~6時間
髪のケア:シャンプーのみ使用。ドライヤーは使用していない。
パーマやカラーも行っていないため、頭皮への負担は少ないように感じます
お悩み:頭皮の硬さで悩んでいる。20代後半から薄毛にも気づき始めていた
改善要望:M字ハゲ部分については治療を諦めている。今回は頭皮の硬さ・コリの解消のため定期的にメディカルヘッドスパに通いたい
初診時の写真
■頭頂部・生え際
・頭頂部は年齢相応で薄いイメージはない
・生え際に強く症状がみられ30代にしてはM字部分の薄毛の症状がかなり進行している
■頭皮の写真
襟足:年齢相応で薄いイメージはありません
頭頂部:若干細い毛が見られますが、年齢相応で薄いイメージはありません
生え際:毛髪は1つの毛穴から1本しか出ておらず、1本1本がかなり細くなっており、薄毛の症状が進行しています
■M字ハゲの薄毛治療について
薄毛に関しては、20代後半から進行に気付き自覚はあるが、すでに結婚もしており、奥様からも薄毛は気にならないと言われているため、特に今回は薄毛を治す目的でクリニックを訪れたわけではないとのことでした。
よくよくお話を聞いてみると、薄毛治療についてはもう諦めているとおっしゃっておりました。
■診察結果
総合的な診断としては、生え際タイプのAGAで間違いありません。
AGAの症状は進行していますが、しっかり治療を行えば髪の毛が増えてくると説明し、AGA治療を提案させていただきました。
まずは内服薬からAGA治療を始めるとご決断いただきました!
治療内容
内服薬での治療を行っておりましたが、2回目のご来院時にメソセラピーの治療も併用したいとご希望を頂きました。
現在は
・月1回のメソセラピー
・毎日の内服薬フィナステリドとミノキシジルを服用
まずは1年間しっかりと治療をすることになりました。
治療開始3か月後の写真
治療を始めて3ヶ月後のお写真です。
内服薬を始めて3ヶ月、メソセラピーを2回施術しました。
■頭頂部
頭頂部はもともとあまり薄毛が気にならない箇所ではありましたが、毛髪が増えており、地肌の見える部分が少なくなっていることがわかります。
■生え際
生え際に関してもかなり治療を始めて3ヶ月であるにもかかわらず、毛髪が増え密度が上がっています。
しっかり薬が効いてこの短期間で発毛を実感し、これほどの効果が出たことにご本人にも奥様にも喜んでいただけました。
あと10ヶ月ぐらい治療期間が残っていますので、治療が進むことで進行前の状態に戻る可能性は十分にあります。
治療が進みましたらまた第2弾としてご紹介することも考えています。
AGA治療について
今回このタイミングでのご紹介は早いかなと思いましたが、同じようなお悩みを持つ方の背中を押すことができたらと思いご紹介しました。
症状が進行しているからと治療を諦めている方、植毛しかないかなと感じている方、今の医学は進歩していますので諦めないでください。
薄くても毛が残っている場合、毛穴が生きていますので治療は可能です。
スコープで診察することでご自身の症状にあった治療をご提案でき、進行前の状態に近づけることが十分可能であると思います。
ご自身で判断せず、専門のクリニックへご相談に行かれることをおすすめします。
まとめ
今回はM字ハゲ治療を諦めていた30代男性の症例をご紹介しました。
AGAは早期治療で改善が見込めますので、薄毛かも?と感じたらクリニックを受診されることをおすすめいたします。
記事監修者
Dr.TOUHI CLINIC 総括院長
勇 亜衣子
いさみ あいこ東京大学卒業 長岡赤十字病院 初期研修修了
脳神経内科を専門としながら、AGA診療に携わったことをきっかけに頭皮や髪のケアの重要性に気付く。2023年、すべての頭皮や髪の悩みに寄り添うクリニック「Dr.TOUHI CLINIC」「Dr.TOUHI SALON」開院
Dr.TOUHI YouTubeチャンネル
わたしたちはYoutubeを通して、医学的エビデンスに基づいた髪・頭皮に対する正しい情報を発進しています。
頭皮のベテラン経験則を持つ元美容師と、東大卒の医師が皆さんの髪の悩みを解決します。