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冬の摩擦・紫外線から髪を守る

冬の摩擦・紫外線から髪を守る

目次

    冬の髪ダメージで思い浮かべるものと言えば、乾燥・静電気・摩擦などではないでしょうか?
    冬の時期は乾燥でパサつくなど髪が痛みやすいため、当クリニックの患者さんを診ても夏よりも傷んでいる人が多いイメージです。

    しかし、冬は乾燥だけでなく紫外線にも注意が必要なことをご存じですか?
    そこで今回は、冬の髪トラブルの原因と対策、紫外線から髪を守る方法をお伝えします。

    摩擦ダメージの原因と対策方法

    冬はマフラーやタートルネックなど、防寒対策に首回りにニット素材の衣類を多用する時期です。
    髪の長い女性は特に、髪とマフラーなどの衣類で摩擦が生じ、それによりキューティクルが1日200回以上もはがれてしまうことも。
    ブリーチをしている方は既にキューティクルが痛んでいる状態のため、カラーをしている方は余計に髪を傷めてしまいます。

    枝毛になるリスクが3倍ともいわれており、摩擦がいかに良くないかというのがこの数字を見ても実感できると思います
    マフラーやタートルネックのニットを着ることは仕方のないことではありますが、マフラーの素材をウールではなくてシルクに変える、マフラーを巻くときは髪の毛をマフラーの外に出し、物理的に摩擦を防止するなどしてダメージを最小限に抑えましょう。

    静電気も摩擦が原因で起こります。
    髪をとかす行為も摩擦の原因にもなってしまうため、本当はなるべく髪を梳かさないことが良いとされていますが、現実的ではないため、まずはブラシを見直すことをお勧めしています。

    プラスチック性のブラシは余計に静電気を発生させるため、豚毛でできたイオンブラシを選ぶと、静電気の発生を抑えてくれると言われています
    美容師さんがブローに使うロールブラシに豚毛や猪毛が使われているのはそのような理由からです。

    摩擦・紫外線の対策にはヘアオイルの使用もお勧めです。
    乾燥していると静電気が溜まりやすいので、加湿器の使用や、濡れたタオルを干すなどし、室内の湿度を高めに調整してあげるとなおよいでしょう。

    ▼冬の頭皮ケアの重要性についてお話ししています
     

    冬でも油断できない紫外線対策

    紫外線にはUV-A波 /UV-B波/ UV-C波と呼ばれる3種類があり、冬にケアが必要な紫外線は、具体的に言うとUV-A波という長波長の紫外線です。
    UV-A波は、夏・冬に限らず年間を通して安定的に存在しており、波長の長さからガラスなどを通り越してしまうため、室内にいても浴びる可能性があります。
    また、肌の深い部分に届いてしまうことから、シワやたるみの原因になるとも言われ、これが冬の間でも紫外線対策が必要だと言われる原因です。

    気象庁のデータから、UVインデックスを月平均した値をみると、12月は1.7、1月は1.9と割と低い値ではありますが、2月は3.1、3月は3.8とどんどん上がっていくため、2月~4月の時期にかけての紫外線は結構強いことがこのデータからもわかります。
    紫外線ダメージと言うと夏のイメージがありますが、この数字を見ても実は冬も紫外線が強いため、しっかりとした紫外線対策が必要だと思います。

    では、どう対策したら良いかと言いますと、帽子を被るなど物理的に紫外線を遮る方法もありますが、やはりここでもヘアオイルが活躍します。
    どんなヘアオイルでも良いというわけではなく、お肌や頭皮への刺激が少ない、私たちの体の皮脂に近い成分であると言われている、世界三⼤オイル(オリーブオイル、ホホバオイル、ツバキオイル)を選択して使用すると良いと思います。
    このような天然オイルは、適量を髪につけるだけでも髪への紫外線対策になり、髪を保護してくれるためお勧めです。

    ▼美容師&医師が語る紫外線対策
     

    まとめ

    真夏は紫外線のダメージがより強く、髪が痛みやすいことがわかっていますが、乾燥や摩擦で弱った冬の髪も、年中対策が必要な紫外線の影響を受けやすいことがわかっています。

    乾燥が大敵なので、加湿器や濡れタオルを干して部屋を加湿するなど、湿度を高めに設定しましょう。
    静電気対策として、物理的に髪を守ること、生地やブラシ、オイルの素材にこだわることもおすすめです。

    冬には冬の髪ダメージがあるので、季節に合ったお悩み・紫外線対策をしっかり意識していただくことが大事です。
    UV-A波は長波長の紫外線で、夏・冬に限らず年間を通して安定的に存在しているため、室内にいても対策が必要です。

    記事監修者

    勇 亜衣子
    一般社団法人Next Beauty Labo 代表理事
    Dr.TOUHI CLINIC 総括院長

    勇 亜衣子

    いさみ あいこ
    【経歴】

    東京大学卒業 長岡赤十字病院 初期研修修了
    脳神経内科を専門としながら、AGA診療に携わったことをきっかけに頭皮や髪のケアの重要性に気付く。2023年、すべての頭皮や髪の悩みに寄り添うクリニック「Dr.TOUHI CLINIC」「Dr.TOUHI SALON」開院

    Dr.TOUHI
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    わたしたちはYoutubeを通して、医学的エビデンスに基づいた髪・頭皮に対する正しい情報を発進しています。
    頭皮のベテラン経験則を持つ元美容師と、東大卒の医師が皆さんの髪の悩みを解決します。