発毛効果がもっと高い!?オリジナルAGA治療薬のメリット
目次
薄毛治療薬は、どれも一緒だと思われている方も多いのではないでしょうか?
AGA治療薬として既に効果が認められている成分には「フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル」があります。
基本的には内服薬や外用薬として用いられており、注射による投薬も効果があります。
今回は市販の治療薬とクリニックで処方されるAGA治療薬に違いがあるのかについてお話したいと思います。
個人輸入薬の落とし穴
クリニックで処方してもらうよりも圧倒的に安く費用が収まるとして個人輸入がありますが、当クリニックでは個人輸入薬をおすすめしていません。
個人輸入薬は偽物の可能性もあり、本当に有効な成分が入っているのか不明です。
一番決定的な理由としては、副作用が出た際のサポートについてです。
■副作用
フィナステリド・デュタステリドは副作用として肝機能障害が出る可能性があると言われています。
この副作用は血液検査でないとなかなか見つけられません。
クリニックで処方されたお薬であれば、医師による定期的な副作用チェックがありますが、
個人輸入の場合は副作用に関しても、ご自身で確認しなくてはならず自己判断は大変危険です。
クリニックで処方される内服薬に違いはあるのか?
クリニックで処方されるお薬は、市販の治療薬と違うだけでなく、クリニックによっても成分に違いがあります。
■クリニックによって成分に違いがない場合
製薬会社から販売されている薬をそのまま患者様に処方しているクリニックであれば、基本的にはパッケージなどに記載されている成分だけが入っていると思っていただいてよいと思います。
■クリニックによって成分に違いがある場合
製薬会社のお薬をそのまま処方せず、独自に配合したオリジナルのお薬を処方しているクリニックもございます。
オリジナルの良さは、成分や濃度を自由に変更でき、併用することで効果が高まる成分を1つのお薬にまとめることもできます。
育毛に有効な成分やビタミンの要素などが1つの薬に配合されることで、複数のお薬を飲む手間がなくなります。
AGAの治療ではフィナステリド・デュタステリドとミノキシジルの併用をおススメするクリニックが多いため、あらかじめまとめるクリニックもあるようです。
取り扱いのあるお薬や、用量・成分濃度の違いについては、クリニックのHPや電話などで問い合わせて実際にお話を聞いて確認すると良いでしょう。
当クリニックのオリジナル内服薬についてはこちらでご紹介しています。
開発に1年 Dr.TOUHIオリジナルAGA治療薬 Fina&Mino(2.5mg/5mg)
外用薬に成分の違いはあるのか
■市販薬
近年は需要の高まりから手軽に薬局で買えるものが増えてきました。
ミノキシジルが配合されている RiUP(リアップ)などは有名ですね。
市販薬については、発毛に有効な成分の濃度がクリニックで処方される薬よりが低くなります。
薬局で扱えるのは成分濃度5%までと決まりがありますので、
ご自身の症状に合った濃度でないと使用しても効果を感じることが出来ないこともあります。
■クリニックでの処方
クリニックでは症状にあわせて濃度を7%~10%以上のお薬を処方することも出来るため、お薬の効果を感じやすいです。
ミノキシジルの外用薬に関しては成分濃度を気にしていただくのが良いと思います。
また、成分濃度が高ければ良いのかというとそういうことでもなく、濃度を高くし過ぎるとリスクが上がると言われています。
濃度が上がることで粉っぽくなりパサつきが出てかゆみやフケの原因となり、頭皮のトラブルに繋がる方もいらっしゃるので注意が必要です。
最近ではフィナステリドの外用薬も効果があることがわかり、扱うクリニックが増えてきました。
気になる方は扱っているクリニックを調べて受診してみると良いでしょう。
メソセラピーに成分の違いはあるのか
メソセラピーとは皮膚に直接有効成分を注射で投与していく治療法全体のことを指しています。
内服薬や外用薬と比べ、一番クリニックごとに価格や治療法も様々です。
クリニックによってメソセラピーに使用している薬の内容も異なり、治療法なども様々ございます。
近年は新しい治療がどんどん出てきて治療も進化しており、エクソソームやPRPを扱うクリニックが増えてきました。
詳しい治療方法の説明は、下記の記事をご参照お願いいたします。
【AGA】ミノキシジルより効果が高い!?最新薄毛治療を毛髪専門医が徹底解説します【薄毛】
エクソソームは薄毛に効果があるのか?
毛根を若返らせて薄毛を治す!最新治療"PRP療法"とは
価格が安いクリニックや治療に目がいきがちですが、そのぶん成分が薄められているということかもしれないと疑う必要もあります。
例えばクリニックでお薬を●cc投与しますと言われたとして、そのうち何%が有効成分なのでしょうか?
もし麻酔ばかりで有効成分の濃度が低く、効果のあるものがほぼ入っていなかったとしたら?安くてもそのお薬を使用したいと思うでしょうか?
もちろん注射の際に痛みを感じないよう麻酔は必要だと思います。
ただ、クリニックのオリジナルである以上、この成分比率は聞かないと教えてもらえないため、効果に心配がある場合は事前に確認することをおすすめします。
お値段の差には必ず理由がありますので、まずは安易にお値段をみるのではなく、どのような成分の治療薬なのか、治療の効果のほうに着目していただきたいです。
また、治療法についてもお薬の濃度を高くし過ぎるとリスクが上がると言われています。
最低限何倍には薄めなくてはならないというような規定もありますので、成分濃度100%で使用しているクリニックはどこにもないということも合わせて知っておいていただきたいです。
今回のまとめ
内服薬、外用薬、メソセラピーともにクリニックにより特色があるため、問い合わせて自分の症状や希望に合うものを選ぶことをおすすめします。
記事監修者
Dr.TOUHI CLINIC 総括院長
勇 亜衣子
いさみ あいこ東京大学卒業 長岡赤十字病院 初期研修修了
脳神経内科を専門としながら、AGA診療に携わったことをきっかけに頭皮や髪のケアの重要性に気付く。2023年、すべての頭皮や髪の悩みに寄り添うクリニック「Dr.TOUHI CLINIC」「Dr.TOUHI SALON」開院
よく読まれている記事
Dr.TOUHI YouTubeチャンネル
わたしたちはYoutubeを通して、医学的エビデンスに基づいた髪・頭皮に対する正しい情報を発進しています。
頭皮のベテラン経験則を持つ元美容師と、東大卒の医師が皆さんの髪の悩みを解決します。