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従来の白髪染めは限界にきている!白髪の最新治療

2025.10.03
従来の白髪染めは限界にきている!白髪の最新治療

目次

    白髪は年齢を重ねるとともに増えていくもの…と、なんとなくあきらめていませんか?
    「白髪が気になってつい染めてしまう」長年、白髪染めで隠してきた方も多いと思います。
    しかし、染め続けることが、知らず知らずのうちに頭皮や髪に負担をかけ、白髪を更に増やす原因になっているとしたら?

    「こんなに気をつかっているのに、白髪がどんどん増えている気がする…」という方は、「白髪を染める」という常識から「白髪は治療する」という新たなアプローチを是非お試しいただきたいです。

    従来の染めるだけの白髪ケアに限界を感じている方にこそ知っていただきたい、白髪染めの落とし穴」と、白髪を改善する「再生医療・PRP療法」という治療法について、分かりやすく解説します。

    白髪染めについて

    白髪染めは確かに、施術後すぐに見た目が変わることから即効性があるように感じますが、実際には、白髪を隠している間に白髪が進行している可能性があるのです。

    ■白髪染めの危険性
    頭皮もお顔のお肌と地続きなので、同じ肌の一部です。
    お顔に白髪染めを塗ると考えるとどうでしょうか?
    きっとシミやシワが増えお肌が老化してしまうと考え、使用したいと思う方は居ないと思います。

    白髪染めに使われる化学成分は、農薬よりも有害であると言われており、頭皮への影響も計り知れません。
     
    ▼白髪染めに含まれる危険な成分については、詳しくは過去のコラムをご覧ください

    ■頭皮に付着している白髪染め

    実際に白髪染め後の頭皮をマイクロスコープで診察すると、かなり長い期間薬液が付着ししっかり洗っても落ちていないことがわかります。

    頭皮に薬液が残り続けることで有害な成分が皮下へどんどん浸透し、炎症や刺激が積み重なり不健康な状態が続くと、メラノサイト(色素細胞)がダメージを受け、白髪化を促す可能性が高まります。

    ■白髪染めの頻度
    最初は2カ月に1度の頻度だった方でも、加齢や白髪の進行により、「2~3週間に一度は染めないと、白髪が気になる」という方は少なくありません。
    しかし、この頻度でのカラーリングは頭皮にとってはかなりの負担です。
    このような頻度で繰り返すと、髪や頭皮へのダメージが蓄積しやすくなり、頭皮の老化を引き起こし、お悩みをさらに深くしてしまうことに繋がるため、注意が必要です。

    こうしたリスクの裏返しとして、「染め方を工夫する」「施術前に頭皮をしっかり保湿する」などの工夫が、長期的に見て白髪の改善・髪の健康を守ることに繋がります。

    白髪染めがもたらす負のスパイラル

    白髪が気になるから染める

    頭皮環境が悪化する

    白髪や薄毛が進む

    さらに染めたくなる

    白髪を減らすためには頭皮が健康でなければいけません。
    お悩みの根本解決をするためには、染める・隠す以外の選択肢を持つことが本当の近道なのです。

    PRP療法について

    当院の方針は、白髪は隠すのではなく、再生医療を用いた「白髪治療」でお悩みの根本を解決することです。
    その中でも代表的な治療として、PRP療法をご紹介します。

    ■PRP(多血小板血漿)療法とは
    ご自身の血液から血小板を取り出し、そこに含まれる成長因子を頭皮に戻すことで、細胞の再生を促すオーダーメイドのような治療です。

     

    この治療には以下のような可能性があります
    •休眠しているメラノサイトの活性化
    •毛母細胞の再生
    •血流改善による育毛効果
    •頭皮の炎症改善と自己治癒力の向上

    つまり、白髪を黒髪の生える環境へ導くという考え方です。
    薬剤に頼るのではなく、ご自身の治癒力を活かすという点で、副作用の心配が少ないのも特徴です。
    薬液に頭皮や毛髪に良いとされるビタミンやアミノ酸ペプチド等の成分を追加することで、相乗効果を感じられます。

    ▼詳しくはこちら:PRP療法とは?💡
     

    PRP治療の治療頻度

    治療は月1回のペースで始める方が多く、複数回にわたる施術が必要ですが、継続することで効果を最大限に感じ頂けます。
    もちろん、効果の現れ方には個人差がありますが、3〜6回ほど継続頂くことで、徐々に白髪が目立ちにくくなったと実感される方が多い印象です。

    PRP療法は「一回で完了」する治療ではなく、継続することが推奨される治療法で、具体的な頻度は、患者さまの状態を見ながら設定していきますが、一般的には以下のようなパターンが想定されます。
    頭皮の状態を段階的に改善しながら、持続的な効果を得ることを目指します。

    【治療頻度目安】
    * 初期集中治療:月1回、もっと効果を感じたい方は月2回施術を半年~1年継続
    * 維持期:2~3か月に1回程度の施術でアフターメンテナンス

    ▼当クリニックの症例紹介

    白髪治療以外にも利用できるPRP療法

    PRP療法は白髪治療だけに限りません。
    歯科領域や美容領域では既に取り入れられおり、肌の再生やしわの改善にも活用されるなど、再生医療の中でも安全性が高く、応用範囲が広い治療といえます。
    そのため、当クリニックでも頭皮全体の健康・肌質改善といった包括的な視点でPRPを選択される方が多いです。
    近年毛髪分野にも転用されたことで、薄毛・髪のハリ・コシの低下、円形脱毛症などの治療で効果をあげています。
    さまざまな髪と頭皮のトラブルに対応できるのが強みです。

    女性の症例はこちらから
    男性の症例はこちらから

    白髪染めよりも白髪治療を

    従来の白髪染めは「見た目を整えるための手段」に過ぎません。
    一方で、PRPなどの治療は「根本の改善を目指すアプローチ」です。

    染めることを完全に否定するわけではありませんが、長く白髪をケアし続けたい方・頭皮への負担を抑えたい方には、治療を取り入れる視点を持つことは大きな選択肢になるでしょう。

    ただし、PRPも即効性・確実性が保証された魔法の治療ではありません。
    治療前にはリスク・効果・個人差を把握しておくことが重要です。

    ▼詳しくはこちら:PRPの効果とは?
     

    頭皮の注射について

    「注射は痛いですか?」というご質問は非常に多いです。
    当院では極細の針を使用し、注入技術にもこだわっていますので、「思ったより痛くなかった」とおっしゃる方がほとんどです。
    ダウンタイムもほとんどなく、施術当日のシャンプーや外出も可能です。
    ご不安がある方には、事前に丁寧にご説明させていただきますので、どうぞご安心ください。

    まとめ

    白髪染めはすぐに効果を感じられる一方で、頭皮や髪に負担を与えるリスクがあります。
    しかし、PRP療法のような再生医療的アプローチは、根本改善を目指す可能性を持つ新しい選択肢です。

    白髪は、ただの“年齢のサイン”ではありません。
    それは、頭皮や毛根が発している“声”でもあります。
    染め続けることに限界を感じている方、もっと根本から改善したいと感じておられる方への選択肢として、PRP療法での「白髪治療」はきっと効果を感じていただけるものになるでしょう。

    白髪治療も薄毛治療も早期発見・早期治療が有効です。
    大切なのは、その一歩をどこで踏み出すかです。
    ご自身にとって納得のいく選択をされることが、何よりも大切です。
    そのための情報のひとつとして、今回の内容が参考になれば幸いです。

    ▼関連動画:白髪治療
     

     

    記事監修者

    勇 亜衣子
    一般社団法人Next Beauty Labo 代表理事
    Dr.TOUHI CLINIC 総括院長

    勇 亜衣子

    いさみ あいこ
    【経歴】

    東京大学卒業 長岡赤十字病院 初期研修修了
    脳神経内科を専門としながら、AGA診療に携わったことをきっかけに頭皮や髪のケアの重要性に気付く。2023年、すべての頭皮や髪の悩みに寄り添うクリニック「Dr.TOUHI CLINIC」「Dr.TOUHI SALON」開院

    Dr.TOUHI
    YouTubeチャンネル

    わたしたちはYoutubeを通して、医学的エビデンスに基づいた髪・頭皮に対する正しい情報を発進しています。
    頭皮のベテラン経験則を持つ元美容師と、東大卒の医師が皆さんの髪の悩みを解決します。