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なぜ直毛だった髪がくせ毛へと変化してしまうのか?
「子どもの頃はサラサラの直毛だったのに、大人になるにつれてくせ毛になってきた」
「昔のようなまっすぐな髪に戻りたい」
「どうして髪質が変わってしまったんだろう……」
くせ毛といえば、生まれつきの「天然パーマ」をイメージされる方が多いかもしれません。
しかし、思春期以降や大人になってからだんだんとうねりが強くなり、「昔はストレートだったのに今はくせ毛で悩んでいる」という方は非常に多くいらっしゃいます。
実は最近、Dr.TOUHI CLINICでも「ある共通点」から、まったく同じような経過をたどって髪のうねりに悩まれている患者様からのご相談が立て続けにありました。
さらに偶然にも、当院スタッフのお子さんの中にも、同じタイミングで同じ悩みを抱えている方が何人もいることが分かったのです。
「共通の背景」と、この興味深い事実から見えてくる、髪質変化の意外な原因、健やかな髪質を取り戻すための正しい改善策について詳しくお話しさせていただきます。
思春期以降に現れる髪質の変化
中学・高校と、熱心に部活動で野球に打ち込んできた少年たちが、高校を卒業したタイミングでおしゃれを楽しもうと髪を伸ばし始めたところ、「昔と髪質が変わっており、くせが強くなってしまっていた」ことに気付き、深く悩まれていると相談を立て続けに受けました。
10代後半から20代前半といったまだまだ若い年齢であったとしても、急激にくせ毛が進んでしまう場合、一言で言うと「頭皮の老化現象」がすでに始まってしまっている可能性が高いと考えられます。
特に野球部など、毎日屋根のない屋外でスポーツをされている方は、どうしても日常的に大量の紫外線を浴び続けることになります。
お顔の日焼けは気にしても、頭皮の紫外線対策までは気が回らないという方がほとんどなのではないでしょうか。
長年にわたって蓄積された紫外線ダメージは、頭皮の肌質を確実に悪化させます。
このようなお悩みを持つ方の頭皮をマイクロスコープで診察していくと、頭皮にシミやホクロが多数できているケースが非常に多く見られます。
これもすべて、過去に浴びた紫外線の蓄積が原因です。
まだ若いから大丈夫と侮らず、屋外で活発に活動される方は、早くから頭皮への影響を意識することが大切です。
紫外線が及ぼす悪影響
では、なぜ紫外線を浴びることが「くせ毛」へと繋がっていくのでしょうか。
メカニズムはお顔の肌のエイジングとまったく同じです。
頭皮が強い紫外線を浴び続けると、肌の乾燥や炎症が引き起こされ、皮膚の老化が進んでしまいます。
その結果、頭皮に目に見えない「しわ」や「たるみ」が生じるようになります。
頭皮がたるむと、その皮膚の内部にある「毛穴や毛根の形」が歪んで変形してしまいます。
もともとまっすぐな直毛だった時期は、毛根の形も綺麗な円形を保っていました。
しかし、紫外線ダメージによって頭皮が老化し、毛根が歪んでしまうと、そこから生えてくる髪の毛もボコボコとうねった状態で押し出されるようになってしまいます。
これが、「直毛だったのにくせ毛になっていく」という流れの正体です。
ストレートだった髪にこのようなボコボコとしたうねり毛が増えてくるのは、頭皮からの大切な「老化のサイン」です。
この状態を放置すると、白髪が増えやすくなり、さらなる髪のトラブルを招きやすくなるため、早めのケアが重要です。
誤った対策による弊害
10代や20代といった若い時期に髪のくせが強くなると、髪が広がってまとまらなくなるため、どうしてもお悩みが深くなりがちです。
どうにかして真っ直ぐにしたいという一心から、「縮毛矯正」をかけたり、毎日のようにヘアアイロンで無理に伸ばしたりする方も少なくありません。
しかし、実はこうした対策は逆効果になってしまうため、専門医としてはおすすめできません。
縮毛矯正をかけると、一時的には髪がまっすぐになり、艶が出て綺麗にまとまったように見えます。
しかし、これを何度も繰り返し行うことで、髪の毛そのものを著しく傷めてしまうだけでなく、薬剤や熱によって頭皮にも大きなダメージが加わります。
その結果、余計に頭皮の老化を促進させてしまい、かえってくせ毛を悪化させるという悪循環に陥ってしまうのです。
根本的な解決を目指すのであれば、縮毛矯正や過度なヘアアイロンはなるべく控え、頭皮を労わる選択をすることが大切です。
日常で取り組めるヘアケアとスタイリング
うねりや広がりが気になる期間は、無理にストレートにしようとするのではなく、まずはくせ毛を活かした髪型やスタイリングを工夫してみるのが効果的です。
くせ毛の方は、髪の構造上、どうしても艶が出にくいという特徴があります。
そこでおすすめなのが「ヘアオイル」の活用です。
オイルを使用してブローをすることで、髪の広がりを抑えて綺麗にまとめつつ、不足しがちな艶もしっかりと補うことができます。
こうした日々のスタイリングの工夫と並行して、最も大切なのが「頭皮の紫外線対策」と「保湿ケア」です。
これまで頭皮のケアを何もしてこなかったという方であれば、毎日シャンプーした後の頭皮に「頭皮用の美容液」を塗ってしっかりと保湿を始めてあげるだけでも、頭皮環境が整い、新しく生えてくる髪質に良い変化が早く現れやすくなります。
若ければ若いほど、ケアを始めた際の手応えもスムーズに期待できます。
▼頭皮と紫外線の関係性や紫外線対策について詳しく解説しています
また、Dr.TOUHI CLINICでは、頭皮へ直接アプローチする注射での髪質改善治療なども行っております。
こうした定期的に行う専門的な治療とご自宅でのケアをコツコツと組み合わせていくことで、歪んでしまった土台を整え、昔のようなサラサラとした本来の髪質を取り戻していくことは十分に可能です。
まとめ
今回は、直毛からくせ毛に髪質が変化してしまう理由と、その対策について解説いたしました。
髪質が変わってしまった原因が「過去の紫外線による頭皮の老化」だと聞くと驚かれるかもしれませんが、お顔のスキンケアと同じように、頭皮も今から正しい対策を始めてあげれば、健やかな状態へと導くことができます。
「急にくせ毛になってどうしていいか分からない」「縮毛矯正をかけ続けたくない」とお悩みの方は、無理に髪の表面だけを取り繕うのではなく、ぜひ一度ご自身の「頭皮」に目を向けてみてください。
私たちのクリニックでも、お一人おひとりの頭皮の状態に合わせた最適なケアや治療をご提案しております。
お悩みの方は、ぜひお気軽にご相談にいらしてくださいね。
記事監修者

Dr.TOUHI CLINIC 総括院長
勇 亜衣子
いさみ あいこ東京大学卒業 長岡赤十字病院 初期研修修了
脳神経内科を専門としながら、AGA診療に携わったことをきっかけに頭皮や髪のケアの重要性に気付く。2023年、すべての頭皮や髪の悩みに寄り添うクリニック「Dr.TOUHI CLINIC」「Dr.TOUHI SALON」開院
Dr.TOUHI
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わたしたちはYoutubeを通して、医学的エビデンスに基づいた髪・頭皮に対する正しい情報を発進しています。
頭皮のベテラン経験則を持つ元美容師と、東大卒の医師が皆さんの髪の悩みを解決します。






